【転職】6職種で検証「営業経験」は本当につぶしが効くのか

JobPicks Voice

「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿してくれたリアルな経験談を多数掲載している。本連載では、その投稿内容を参考に、仕事や就職・転職の悩みを解消するヒントを探っていく。今回は、転職や異動で「営業からの転身」に成功した人たちに学ぶ、営業経験の生かし方だ。


目次

「営業ノルマを追い続ける仕事はキツい」「いずれ売るモノをつくる側に回りたい」


多くの業界・企業で常に採用枠のある営業職だが、入社後、こんな悩みを持つ若手社員が一定数いる。


学歴不問なことが多く、営業成績に応じて年収(月給)が大きく変わるのが魅力とはいえ、体力的にもいつかは違う職種に......。そう考えるのは、営業パーソンにとって通過儀礼のようなものだ。


しかも近年は、営業職を続けるのに不安を抱かせるような変化も起きている。DX(デジタルトランスフォーメーション)によって、売るモノも売り方もデジタル化していることで、営業職の人口自体が減っているのだ。


下の記事によると、営業の職業人口は、2000年ごろをピークに年々減っている。特に、営業職の中でも高給取りだったMR(医療情報担当者)や金融・保険営業が、デジタル化のあおりを受けて就労人数を減らしているという。

営業の職業人口グラフ

人材サービス企業のミイダスによる調査では、2016年時点で営業職の71%が転職しても営業を選んでいたそうだ。しかし、営業の職業人口が減っていく流れに拍車がかかれば、同時に応募できる求人数も減っていく。


デジタル化の時代に即した営業関連職として、インサイドセールスやカスタマーサクセスの求人が増えている(参照記事)とはいえ、転職や異動で全く異なる職種にキャリアチェンジするのを考える人は増えそうだ。


では、未経験から異なる職種へ転身できる人は、どんな特徴があるのか。JobPicksのロールモデルで、営業職から異なる職業へ転身した人の経験談から、傾向を読み解いていく(注:ロールモデルの所属・肩書は、全て本人が投稿した時点の情報)。


営業で身につく3つの汎用スキル


転職・異動の事例を紹介する前に、JobPicksのロールモデルの中で、法人営業(フィールドセールス)を経験した人たちが「次の仕事」に何を選んでいたのかをデータで見てみよう。

転身先となった上位5職種を多い順に並べると、次のような結果となった。



また、NewsPicksがキャリアSNS「YOUTRUST」の協力を得て調査した結果を見ても、法人営業(フィールドセールス)経験者が転身した職種の上位は



となっている(調査詳細は以下の記事にて)。

この記事では、未経験から上記の職種に転職した営業経験者が多い理由として、下図のような汎用的なスキル=ポータブルスキルを応用しやすいからと分析している。

営業で身に付く3つのスキル

そこで、実際に営業から転身したロールモデルは、これらのスキルをどのように生かしているのかを具体的に見ていこう。


営業から事業企画への転職例を検証

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※ この記事に編成されている経験談は、記事作成時の経験談の内容と情報が異なる場合があります。