縁の下の力持ちな仕事
理想を求めつつ、その場に応じた最適解を出し続ける人
ソフトウェアエンジニアとは、スマートフォンやPCのようなコンピュータや、各種のITシステムを動かすアプリケーションを開発する仕事。近年は様々なビジネスがIT化され、活躍の場が広がっている。プログラミングだけでなく、ソフトウェアの設計〜運用に関する専門知識も求められる。
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
一言で書くと「チームが一丸となってコトに向かい、自分たちが誇りに思える最高のプロダクトを創り上げ、それを使ったユーザーの役に立っていると確信できたとき」です。このそれぞれのポイントで最高に楽しいと感じます。
ソフトウェアエンジニアの仕事は、どこまでいってもチーム戦です。一般によく言われるように、確かにエンジニアの生産性は人によって 10 倍以上違いますが、一人で偉大なプロダクトを創り上げることは出来ません。同僚のエンジニアやデザイナー...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
ネガティブメンバーのいるチームに所属することはとてもしんどいですね。
少し意味は違うかもですがブリリアントジャークとも言ったりします。
恒常的に周りにネガティブな行為を行う人の総称です。
いくらスキルがあっても、攻撃的なメンバーがチームにいる場合、当人とのコミュニケーションに全体が疲弊し、チーム全体の生産性ががっつり低下。
マネージャーもその対応にすべての労力を持ってかれる。
他チームとのコミュニケーションにも支障がでてきますし、最終...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
ソフトウェア技術は日々変化をしていて、目の前の技術的トレンドを追っていくのも大変です。
しかし、ある程度これまでのソフトウェア開発の歴史の流れの中で結び付けられると、「木を見て森を見ず」にならず、全体像の中で各個別技術に向き合うことにつながるでしょう。
本著では、現在に至るまでのソフトウェア開発の変遷、建築の世界からどのように影響を受けたのかを知ることができます。ソフトウェア開発の世界のロマンを感じられるかもしれません。
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
立ち上げ当初、スタートアップでもテストコードを書いていくべきか等、どこにどのくらい時間を割くべきか分からず、色々な企業のCTOの方にアドバイスを貰いに行ったところ、「スタートアップは、どれだけきれいで保守性の高いコードを書いても事業で売上が上がらずに潰れてしまったら意味がないので、立ち上げ期および事業が軌道に乗るまではテストコードを書いている暇があったらとにかく事業や売上に直結する機能開発をしなさい」と口を揃えて言われ、それ以来テストコ...
最後に、この職業を一言で表すと?
ソフトウェアの力で世界を再構築する仕事
ソフトウェアエンジニアとして活躍するには、プログラミングの技術はもちろん、各種開発ツールについての知識など、高度な専門知識が問われます。
技術力さえあれば、フリーランスとしても生きていける。そう語る人も少なくありませんが、投稿内容を見ても分かるように、実は「他人を思いやる気持ち」が欠かせない仕事でもあります。
ユーザーが使いやすい機能をどう実装するか。一緒に開発するチームメンバーが、後でリファクタリング(ソフトウェアの挙動を変えずに、コードの内部構造を整理すること)しやすいコードを書くには何が必要か。
著名なソフトウェアエンジニアは、常に他人の考えや行動を慮ることで、「人間がやるよりも、テクノロジーを使ったほうが無駄を省けるもの」を作るのが役割だと話します。この想像力が、人が驚くようなソフトウェアを生み出す原動力になるようです。