人事経験者が語る仕事内容・年収・将来性

30人のロールモデル
132件の経験談

質問人事の仕事を一言で表すと

人事とは?

人事の仕事内容

自社の成長を後押しするため、メンバーを増やし「働きやすさ」と「働きがい」を向上させるのが人事の仕事。



「やるべき業務内容は100以上ある」(All Personal・堀尾司さん)とされ、そのカバー領域は多岐にわたる。



自社が求める人材を雇用することを目的とした「採用」、人材の成長を促す仕組みを考案する「育成」、勤怠管理などを行う「労務」などは、多くの企業の人事部門が備える役割だろう。



近年では、人事業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進する「HRIS(人事内のシステム担当)」が登場するなど、その職域は拡大を続けている。

みんなのジョブディスクリプション(仕事内容)

みんなのジョブディスクリプションをもっと読む(14)

人事の将来性

フューチャーワーク指数すべての職業の平均
4.24.3
31人が回答
未来実感
4.44.3
貢献実感
4.54.4
自立実感
3.74.1

人事の平均年収

20代
525万円
30代
782万円
40代
1000万円
JobPicks回答者調べ

人事になるには

人事はどこにいる

基本的に自社の人事部門に属することになるが、近年「人事部門」という概念は拡張している。



HRBP(HRビジネスパートナー)は日本企業では比較的新しい人事の活躍の場の一つだろう。中途採用の補充や増員要請、事業部員の配属や育成など特定の事業部の人事課題を吸い上げ、解決する。



HRBPが個別最適を目的としているのに対し、全体最適を担うのがCoE(センターオブエクセレンス)と呼ばれる部門だ。組織を横断する施策推進の中心的な役割を担う。



「ここ10年で、規模の大きな会社ではHRBP、CoE、そして給与計算など全社共通の定型的な業務を担うオペレーションチーム、この3つの組織が役割を分担して業務を遂行するようになりました」(LUSH・安田雅彦さん)。

人事のキャリアパス(前職・転職先)

  1. 1.
    人事
    22人(34%)
  2. 9人(14%)
  3. 3.
    その他
    4人(6%)
  4. 4.
    マーケティングプランナー
    3人(4%)
  5. 2人(3%)
  6. 12.
    経理
    1人(1%)
  7. 1人(1%)
  8. 1人(1%)
  9. 16.
    組込みエンジニア
    1人(1%)
  10. 1人(1%)
  11. 18.
    融資審査(銀行員)
    1人(1%)
  12. 21.
    介護福祉士
    1人(1%)
  13. 24.
    商品企画
    1人(1%)

人事の経験談を読む

人事の経験談の中から、一部を抜粋して紹介しています。

  • 仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

    • 大嶋 悠也
      現職者大嶋 悠也
      経験: 6年
      合同会社DMM.com

      個人の能力を最大化できるポジションマッチング

      DMMでは新規事業が月に1本くらい生まれる一方で、事業撤退も発生しております。組織解体時の異動調整など、組織が変化や進化を遂げる過程で、組織が多角化し、それに伴い調整難易度が上がってきている状況で、人事としては事業部と従業員の間に立って調整していく必要があります。


      簡単な解決策はなく、ひたすら地道に本人と向き合いながら、最適なキャリア開発につながる事業部と調整していくのですが、その中でマッチングが成立し実際に活躍した姿を見たときは、人...

      事をやっていてよかったなと思うときがあります。 「連日の面談にて貴重なお時間を頂戴し、そして無理を言ったのにも関わらず、色々と面談調整でのお取り計らいをして頂いたお陰で希望部署全てとの面談ができ、大変感謝しております。本当に有難うございました。今回の異動面談を通して、DMMの様々な事業内容を知ることができ、また事業部署のトップメンバーとの面談を通して事業に対する熱い思いや苦労話、今後の課題、そしてキャリア相談までもさせていただけて、大変貴重で有意義な経験となりました。これも全て大嶋さんのお陰です、本当に有難うございました。」 実際に異動成立後にこのようなメッセージを頂戴したときは、感動して涙が出そうなくらい嬉しかったことを覚えています。 もちろん、社内異動という選択だけではなく、社外を選択する方が最適なキャリア実現が出来ると本気で思えるときは、それをお勧めすることもあります。事業成長のために必要な人材であるときもあるので、そういうジレンマを抱えながら仕事をするのも人事の難しさでありやりがいでもあるなと思っています。


    やりがいをもっと読む (28)

  • この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?

    • Maiko Arai
      現職者Maiko Arai
      経験: 14年
      株式会社ニューズピックス

      しんどくて眠れないようなことはないですが、アドレナリンが出すぎて眠れなくなることはあります

      しんどくて眠れない瞬間はあまり思い浮かばないのですが、、自分の業務の成否が、働くメンバーや組織を守ることにつながると強く感じているので、状況によってはアドレナリンが出すぎて眠れなくなることはあります、笑


      例えば、採用ポジションをオープンさせるタイミングは、どのチームも基本的には「今いるメンバーだけでは仕事がなかなか回せず厳しいので、できるだけ早く採用したい!」という状況であることがほとんどです。

      そのため、すべてのプロセスを超高速で進...

      めなくては…!とこちらも意気込みますが、、そもそも採用というのは足の長いソリューションでもあるものです。 そうした状況を打破するため、採用決定までの間に何か少しでもチームの業務が円滑に回せる方法はないか、例えば、誰でもできるような業務は外注して外に出せないか、業務委託・アルバイト・派遣採用であれば正社員採用よりは早く進められるのではないかなど、チームの方々と一緒に考えるため、1日でも早く少しでも軽減できないかと頭をフル回転させるため、アドレナリンがですぎてしまうように感じます。


    苦労をもっと読む (21)

  • 同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

    • 徳山 耕平
      現職者徳山 耕平
      経験: 9年
      株式会社クラダシ

      「人事とは、経営の課題解決である」

      新卒時代の先輩たちからの教えです。


      会社によっては、ただ単純に決められた制度をルールに従って運用したり、あるいは杓子定規な採用活動を行っていれば受け入れられる場合もある。時にはむしろそのほうが高く評価されるケースすらあると思います。

      一方で、本来は事業を先回りして推進できるのが人事の役割であり、経営的視点で考察することが重要である、と新入社員時代に当時の先輩や上司からよくアドバイスをいただきました。また、人事としての業務的な枠にとらわ...

      れることなく、組織を活かす事業を考えることも併せて重要であると教えられたことが、自分の今のスタイルには大きく影響を及ぼしています。 加えて、「人事責任者の立場として、戦略を組織運営に浸透させていく際のトップの代弁者となるべきである」という恩師からの教えも、行き詰まりかけたときの拠り所にしています。


    この職業のプロになるにはをもっと読む (22)

  • 転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。

    • 西島 悠蔵
      現職者西島 悠蔵
      経験: 11年
      株式会社土屋鞄製造所

      『戦略人事マネージャー』ラルフ クリステンセン

      人事としての戦略的な部分のベースの考えが載っていると思っています。

      人への想い、向き合い方等はたくさんの人事の方がお持ちですが、経営や採用以外の部分にも触れている本になっていて、定期的に私も読み返しております。

      実際に著書が実行されてきた手法が多く盛り込まれているので、思想や考えだけではなく、実践でも利用できるのもおすすめする理由の一つです。

      人事のみならず、経営者や管理職としてマネジメントをする際にも多く読んだことが役に立っているので...

      、この本をピックアップしました。


    未経験者へのおすすめ本をもっと読む (19)

  • この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?

    • 小野 雄太
      現職者小野 雄太
      経験: 7年
      株式会社アクシバース

      強いて言うなら・・・

      個人的に前から思っているんですが、人事の担当領域は幅広で、全てを網羅するスーパー人事はなかなかいないのではないかと思っています。


      どこを担当するかによって多少変わるので、人事全体を通して強いて言えば、今のHR領域はかなり早いペースでアップデートされているので、「どれだけ早く情報をキャッチアップして、どれだけ早く自社に落とし込めるか」が重要な能力かなと思いますので、「情報感度」と「巻き込み力」が高い方は向いていると思います。


      向いてい...

      ないと思う方はこれの逆で、過去のやり方に固執してしまう方や、新しいことに取り組むことが苦手だったりすると苦労するかもしれません。 あとは、やはり人事は人と関わることが多いので、ある程度誰とでも分け隔てなくコミュニケーションが取れた方がいいかなと思います。


    向いている人・向いていない人をもっと読む (5)

  • この仕事を目指した理由や目的は何でしたか?

    • 綱嶋 航平
      現職者綱嶋 航平
      経験: 7年
      サイボウズ株式会社

      いちばん近くで働くメンバーのサポートができる仕事に就きたかったから

      もともとは幼い子どもたちの教育に関心があり、教員を目指していました。しかし、大学時代に働き方コンサルティングの会社(ワーク・ライフバランス社)で働いたことをきっかけに、大人が生き生きと働ける社会を創りたいという想いが芽生えました。


      そんな経験から学生時代の就職活動時点では「働く人々のサポートがしたい」と漠然と思っていたのですが、その想いを深堀りしていくと「外部からの支援ではなく、内部からの支援がしたい」ということに気づいたのです。


      ...

      共通の理念に共感して同じ目標に向かって働いているメンバーが、安心しながらワクワクと働ける状態を創ることは、私自身にとっても心地よい空間になります。安心と挑戦が両立するような環境でこそ、人は生き生きと自身の可能性を最大限に発揮できると信じています。 そのような願いから、人や組織に内側からダイレクトに関わることができる人事という仕事を志望するに至りました。


    志望動機をもっと読む (5)

  • この仕事をし始めてから、よく使う(聞く)ようになった「業界用語」や「専門用語」を、一つ挙げるとしたら?使うシチュエーションと合わせて、意味を教えてください。

    • 桶谷 武史
      現職者桶谷 武史
      経験: 11年
      株式会社ヨックモックホールディングス

      JD(ジョブディスクリプション)

      人事ではアメリカから先端の研究が入ってくることが多く、何かと横文字が多いです。


      私は他部署から人事に異動になってきたのですが最初は今でこそ一般的になっているのではと思いますがセッション、スクリーニング、フィードバック、エンゲージメント、コーチング、1on1(ワン・オー・ワン)などなど


      人事に入りたての頃はいちいち何で横文字使うんだろう?

      という感じでしたので横文字のままでは社員には伝わらないと思い分かりやすい言葉にして伝えるよう意識...

      したのを覚えています。 JD(ジョブディスクリプション)に関しては、人事仲間と採用の話をしているとやたら出てくるワードだなと思っていて確認したところ。 「ジョブディスクリプションの略語だよ!」と教えてもらったのを覚えています。 ちなみに・・・当時の私はジョブディスクリプションと言われても何を言ってるのか分かりませんでした(笑) 更にそこから「職務記述書」と教えてもらってもピンと来なかったので記載内容などを聞き、あぁそのポジションに対しての権限や役割、業務内容、必要なスキルなど。要は採用の際に使うような求人票に近しいものね!(今となってはこれも少々違う捉え方ですが)と理解できたのを覚えています。 というように少し横文字も多い職種なのかな?そしてその用語は流行り廃りもあり変化していくので、学びながら理解していくことが大切だと思っています。


    職業ならではの業界用語をもっと読む (1)

  • 現在している副業・兼業の内容について、なるべく具体的に教えてください。

    • 沼田 暁
      経験者沼田 暁
      経験: 12年
      株式会社エヌ・ティ・ティ・データ

      社会課題を伝えるYouTubeチャンネル「polygonz」プロデューサー

      もともと社会課題全般に興味があり、

      2013年ごろは首都圏の若者と限界集落に住む方の交流から演劇作品などを作るNPOのスタッフをしていました。

      2014年ごろからは自身の結婚を機にカンボジアの読み書きできない女性が紡ぐ手織りの絹を扱う「MekongBlue」とゆうブランドで、「エシカルウェディング」を広めるプロボノ活動など、主にボランティアとして社外で活動していました。


      2020年からは初めて有給で兼業として、社会課題を芸能人・著名人...

      ・Z世代などが語り合うYouTubeチャンネル「polygonz」でプロデューサーをしています。 芸能人や著名人のブッキング、成果物の確認、撮影のアシスタントなど、本業では得難い貴重な経験をたくさんしています。 直近では2021年2月にクーデターが起きたミャンマーの現状を何とか日本に伝えたい!と知り合いに働きかけ、現地でデモに参加する20代女性に独占インタビューをして発信することができました。 小さなメディアだからこその小回りや、忖度なく事実を伝えることができることを実感して、やりがいを感じています。


    副業・兼業をもっと読む (1)

  • この職業について未経験の人に説明するとしたら、どんなキャッチコピーをつけますか?

    この職業を一言で表すと?をもっと読む (30)

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