JobPicks Voice
「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿してくれたリアルな経験談を多数掲載している。本連載では、その投稿内容を参考に、仕事や就職・転職の悩みを解消するヒントを探っていく。今回は、未経験でITエンジニアへの転職を目指す人に向けた「先輩の教え」だ。
JobPicks Voice
「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿してくれたリアルな経験談を多数掲載している。本連載では、その投稿内容を参考に、仕事や就職・転職の悩みを解消するヒントを探っていく。今回は、未経験でITエンジニアへの転職を目指す人に向けた「先輩の教え」だ。
転職市場における求人倍率の全体平均は、2021年6月時点で1.86。ただし、IT・通信の技術系職種の求人倍率は、平均を大きく上回る7.84だ(転職サイトdoda調べ)。
この数字が示すように、近年、SEやIT・Webエンジニアは転職市場で引く手あまたとなっている。新卒での職種別採用も進んでおり、高度な開発スキルを持つ学生を高い給与で迎え入れる企業も出始めた。
そんな時代背景もあって、プログラミングを学べる各種スクールの数は年々増加。未経験からエンジニアへの転職を目指す人は増えている。
ただ、エンジニア転職で「未経験歓迎」を謳う求人もあるとはいえ、未経験からプロのITエンジニアに転職するのは、険しい道のりなのも事実だ。
下の座談会動画で、AtCoder代表のプログラマー高橋直大さんは次のように指摘している。
(月収、年収がよさそうだからエンジニアを目指すという人に対して)大学生くらいまでの年齢の人がプログラミングを学んで目指すならまだしも、大人になってからでは難しい。若い頃から寝ても覚めてもプログラミングをしてきた人とプロとして戦うには、よほど開発が楽しくて四六時中できるいう人じゃないと、いばらの道になるだけだと思う。
—— 逆転人生を描け!プログラミングの黄金比
下の記事でも、「(プログラミング学習は)頑張れば数週間である程度できるようになるかもしれないが、続けなければダメ。英語学習と同じように、使わなければいけない状況を作り出すほうがいい」という指摘がある。
共通するのは、プログラミングそのものを楽しめるかどうかが、学習継続、ひいては仕事として継続するカギを握るということ。
加えて、上の記事へのコメントとして、マイクロソフトやグーグルでプロダクト開発に携わってきたTably代表の及川卓也さんが記しているように(参照リンク)、スキル習得自体を目的化せず「この問題を解消したい」「こういうモノを作りたい」というモチベーションで学び続けられるかも大切だろう。
これらを前提に、それでもソフトウェアエンジニアを目指したい人は、どんな心構えで未経験からの転身に臨めばいいのか。
JobPicksのロールモデルでソフトウェアエンジニアへの未経験転職を経験した人や、新卒1〜4年目の若手エンジニアの経験談から、プロとしてやっていくためのヒントを探る(注:ロールモデルの所属・肩書は、全て本人が投稿した時点の情報)。
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