事業企画・事業開発経験者が語る仕事内容・年収・将来性

31人のロールモデル
138件の経験談

質問事業企画・事業開発の仕事を一言で表すと

事業企画・事業開発とは?

事業企画・事業開発の仕事内容

「既存事業の次に『勝てる』事業を考え、社内で予算を獲得し、体制を整え、どのようなサービスを提供すればよいか考え、進捗を管理する仕事」(READYFOR・中山貴之さん)。



サービス立ち上げの上流から下流まで担うため、責任範囲が広く、進捗管理から営業まで担う仕事も多様。



特にスタートアップにおいては成長を支える「第二の柱」「第三の柱」をつくる役割を担うため、背負う責任は大きくなる。



実際には、社長など会社の上層部が新規事業の種を考え、事業開発担当が実業として具体化させる形で進むことも多い。

みんなのジョブディスクリプション(仕事内容)

みんなのジョブディスクリプションをもっと読む(11)

事業企画・事業開発の将来性

フューチャーワーク指数すべての職業の平均
4.64.3
32人が回答
未来実感
4.74.3
貢献実感
4.54.4
自立実感
4.54.1

事業企画・事業開発の平均年収

20代
570万円
30代
930万円
40代
1343万円
JobPicks回答者調べ

事業企画・事業開発になるには

事業企画・事業開発はどこにいる

基本的には事業会社の専門部署(新規事業推進室や事業企画部など)にいることが多い。近年は、外部から起業や事業開発を支援するコンサルティング企業、投資会社なども出始めている。



この職業では、ずっと同じ役割を担当している人のほうが少ない。担当した新規事業が成功すれば、部署が大きくなって役割も細分化され、反対に事業が失敗、撤退などすれば別の部署に異動となる。



それゆえ他の職業との兼務者も多い。また、ゼロからイチの事業をつくる能力と、既存事業を成長させる能力は異なるため、担当するフェーズによって役割変更や異動が生じる。

事業企画・事業開発の就職・転職事情

コンサルから転身

事業開発に比較的多いパターン。「工程表の作成やオペレーションの構築といった作業は、コンサル時代に培った経験が生きやすい」(READYFOR・中山さん)。



営業から転身

社内を説得するときや、立ち上げた事業を他社に営業するときに強みが生きる。数字に対し、責任を取るマインドや人脈も役立つ。



エンジニアから転身

コンサルや営業からの転身ほど多くはないが、一定程度存在する。プロダクトありきの事業や、事業の本格的な立ち上げ前にモックアップと呼ばれるデモ(試作品)を作るなど、開発の過程で力を発揮する。

事業企画・事業開発で身につくスキル

  • 幅広い業務領域の経験、スキル
  • 事業全体を見渡す力
  • 商品やサービスを継続的に売り上げる力

事業の構想やそのためのリサーチから、マネジメント、財務や法務関係の処理まで、かかわる業務領域が多岐にわたるため、身につくスキルは多い。しかし「法務なら法務など、個別のスキルはその道のプロには勝てない」(READYFOR・中山さん)。



労働市場での希少価値を上げるには、作った商品やサービスの売上を継続的に成長させる能力があるとよい。事業全体を俯瞰する能力が必然的に身につくため、会社の経営に必要なスキルも身につく。

事業企画・事業開発のキャリアパス(前職・転職先)

  1. 1.
    事業企画・事業開発
    13人(17%)
  2. 11人(14%)
  3. 5人(6%)
  4. 3人(4%)
  5. 12.
    その他
    2人(2%)
  6. 14.
    労務
    1人(1%)
  7. 17.
    マーケティングプランナー
    1人(1%)
  8. 18.
    データアナリスト
    1人(1%)
  9. 19.
    エンジニアリングマネージャー
    1人(1%)
  10. 20.
    ネットワークエンジニア
    1人(1%)
  11. 1人(1%)
  12. 24.
    ゲームクリエイター
    1人(1%)
  13. 25.
    プロダクトデザイナー・工業デザイナー
    1人(1%)
  14. 26.
    インベストメントバンカー(投資銀行)
    1人(1%)
  15. 27.
    融資営業(銀行員)
    1人(1%)
  16. 28.
    ITコンサルタント
    1人(1%)

事業企画・事業開発の経験談を読む

事業企画・事業開発の経験談の中から、一部を抜粋して紹介しています。

  • 仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

    • 遠藤 正幸
      経験者遠藤 正幸
      経験: 3年
      cars株式会社

      知と知の掛け合わせで事業を創る、笑顔を作る

      苦労していた/悩んでいた顧客が自身が生んだ事業により笑顔になってくれた時。


      2019年、NTT東日本でアクセラレータープログラムを運営していた際にある自治体から、”ふるさと納税の活性を検討するも、現存のふるさと納税サイトでは人気の自治体が強く、ふるさと納税が活性しない”

      と意見をもらいました。


      オンラインでまともに仕掛けては、強豪自治体と戦えないと考え、

      その市の魅力である特産品(ワイン)に注目。

      ワインを試飲してもらい、その場で納...

      税することでお得に持ち帰れる、オフライン型のモデルを提案。 これまでに無い新たなビジネスモデル、かつ、自治体・小売業・お客さん三者にメリットが多かったことから、自治体も快諾され、東京で行われた同市のワインイベントにて施策を実施。 取り組みにて、納税額増だけでなく、次年度以降もその市へ納税をするといった回答を多く得ることが出来、自治体の方が笑顔になってくれた時は、非常にうれしかったです。 初回打ち合わせから1か月のスピード感で実証を行ったため、社内外調整含めハードな期間でしたが、自治体の方や利用者の方が笑顔になってくれたので、疲れも吹っ飛ぶくらい達成感がありました。


    やりがいをもっと読む (29)

  • この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?

    • 羽田 成宏
      現職者羽田 成宏
      経験: 16年
      女子美術大学

      おじさん研究者、事業開発に苦戦する

      自分の言葉の主語が、顧客やユーザーでも、パートナーの誰でもなく、社内の誰かになってしまうことが続く時。


      新規事業の場合、自社の過去の成功を起因とする各種の慣性力に抗いながら、時にはそれをうまく利用しながらそれを振りほどいて、想定顧客やユーザー、社会やパートナーとの接点を持てるようにしなければならない。


      また、事業開発が進む段階になると、社内の“自称仲間”が増殖し始めて、投資家でもコミットのあるメンバーでも、メンターでもアドバイザーで...

      もない、何でもないその様な人々とのコミュニケーションが増えてしまうことが多い。 活動の全てを顧客やユーザーのために捧げたいと思う一方で、この様に、ある時期では、全くそれが出来ない時があり、「折角、築いた関係性が壊れてしまうのでは」「二度と関係性を持てなくなってしまうのでは」という想いが湧きたち、非常に辛い思いをする時がある。


    苦労をもっと読む (23)

  • 同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

    • 古賀 敏幹
      現職者古賀 敏幹
      経験: 10年
      株式会社リクルートキャリア

      自身で事業をやるなら、絶対に逃げないと思うテーマを選べ

      正確には前職でエンジニアから事業開発の仕事に異動になる際の言葉ですが、リクルートの方からもらった言葉&事業開発という仕事における言葉なのでこちらに記載します。

      「自身で事業をやるなら、絶対に逃げないと思うテーマを選べ」という言葉をもらいました。それまでは、「何かを成し遂げたい」「ワンオブゼムで終わりたくない」と、視点が自分にしか向いていないし、社会起点も当事者意識もない状態でしたが、その言葉のおかげで自分起点ではなく、完全に社会起点に立...

      つことができましたし、今のテーマに出会うこと&覚悟を持つことができました。


    この職業のプロになるにはをもっと読む (24)

  • 転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。

    • 高塚 皓正
      経験者高塚 皓正
      経験: 14年
      株式会社Laboro.AI

      『シリアル・イノベーター』Abbie Griffin, Raymond L. Price, Bruce A. Vojak

       事業企画に携わり5年ほど経った頃に、監訳された市川さんとお話させていただく機会があり、手に取りました。企業内起業家であるイントレプレナーという概念が存在することを本書を通して初めて知りました。当時、私は社内での自身の立ち位置について悩んでいました。成果らしい成果を出すこともできず、いわゆる社内の壁というものに限界を感じていた時期でした。本書においては、企業内において新規事業を進めていく上での考え方や実際の実例等がリアルに描かれており、...

      とても参考になったことを覚えています。同時に、経営を巻き込み、事業を産み出す仕組みや考え方を大きく変革する必要性を認識するようになりました。


    未経験者へのおすすめ本をもっと読む (23)

  • この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?

    • 高越 温子
      現職者高越 温子
      経験: 5年
      note株式会社

      先の見えない状況を楽しながら、先頭を走れる人

      事業開発は、社内でまだ誰もやったことがないことや、答えがわからないことに対して向き合う場面が多くあります。

      そんな状況でも、変化を楽しみながら前を見ることができるか、リーダーシップを発揮して周囲を巻き込みながら仕事を進めることができるかが、とても大切な資質だと思います。


      反対に、業務内容や進む道筋がきちんと決まっていることを着実に進めることが得意なタイプの方にとっては、ストレスのある仕事かもしれません。


    向いている人・向いていない人をもっと読む (5)

  • この仕事を目指した理由や目的は何でしたか?

    • 宋 拓樹
      現職者宋 拓樹
      経験: 4年
      株式会社ディー・エヌ・エー

      事業企画をしたいと思った理由

      就活時に大手からスタートアップまで幅広く見ていましたが、あるスタートアップの新規事業立案型サマーインターンに参加した際に「ゼロイチで事業を創る楽しさ」を知りました。そこからは、事業の上流から関わることができる事業企画に若いうちから携われることが、就職先を決める上での前提条件になりました。


      入社2年目の現在、カーシェアサービス「Anyca」のBtoCカーシェア形態である「Anyca Official シェアカー」の責任者を務めていますが...

      、売上目標達成に向けた様々な施策の立案/推進や、料金/車種といった制度設計を行っていく中で、「自らの判断で事業の未来を創っていける楽しさ」は格別であると感じています。


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  • この職業について未経験の人に説明するとしたら、どんなキャッチコピーをつけますか?

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