【卒業後分析】リクルート社員の働き方に見る「人材輩出」の秘密

【卒業後分析】リクルート社員の働き方に見る「人材輩出」の秘密

JobPicks経験談まとめ

「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿した経験談を多数掲載している。本連載では、その投稿を参考に、仕事や就職・転職の疑問を解消するヒントを探っていく。今回は、人材輩出企業として知られるリクルートの卒業生分析だ。


目次

リクルート流の働き方とは?



主な事業として人材採用や人材派遣の支援サービスを展開しているリクルート。1963年に江副浩正さんによって創立され、現在はリクルートグループ全体で国内外のさまざまなサービスを運営している。就活時に用いられる「SPI」を開発したのも同社だ。



そんなリクルートの特徴は、人材輩出企業としても有名なこと。



「元リク」という言葉を耳にしたことがある人も多いだろう。この言葉は、リクルートの卒業生がさまざまな場所で活躍し続けているからこそ存在している。



なぜ、リクルートのみならず社外の組織でも活躍できる人材が育つのか。



NewsPicksは昨年10月、これまで一切メディアに語られることのなかった独自の組織運営術を、リクルートホールディングスの役員3人に聞いた。





この記事を読むと、リクルートの人材輩出力には「個人のWill(やりたいこと)と組織の期待を徹底的にすり合わせる」カルチャーが関係していると考えられる。


各部署の上司が今期達成したい事業戦略をメンバーに伝え、個人の「Will」「Can(できること)」とすり合わせた上で「Must(やるべきこと)」に落とし込むのがリクルート流だ。



実際にリクルートホールディングス執行役員・野口孝広さんはこう語っている。



「まず上司は自分たちの部署は今期は何の事業のどの部分にフォーカスするのか、その戦略を伝え、当人の『Will』や自己成長のイメージと合うか、その仕事を行うためにはどんな支援が必要かなどを確認します。そのすり合わせがうまくいかなければ、時間を延長し、何度でも行います」

——【独占】リクルート、60年秘伝の「ロール型」組織を初公開



では、共有した事業戦略と、個人のWill・Can・Mustのすり合わせは、どのように行っているのか?



その答えが、下の「Will Can Mustシート」である。


リクルートの「Will Can Must」活用

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