20代を対象にした仕事観の調査で、転職の際に「年収アップを重視する」と回答した人が8割超に上ることが分かりました。そのうち「最優先で重視する」と答えた人は1割超。また、年収の高い企業は「志望度が上がる」と回答した20代も8割を超えました。
回答者からは、年収と仕事内容とのバランスを求める声もあがっています。
20代を対象にした仕事観の調査で、転職の際に「年収アップを重視する」と回答した人が8割超に上ることが分かりました。そのうち「最優先で重視する」と答えた人は1割超。また、年収の高い企業は「志望度が上がる」と回答した20代も8割を超えました。
回答者からは、年収と仕事内容とのバランスを求める声もあがっています。
調査は、20代専門の就活情報サイト「Re就活」などを運営する「学情」が2024年1月に実施。インターネットによるアンケートで、20代の社会人計539人から回答を得ました。
「転職において、年収アップを重視しますか?」と尋ねたところ、「最優先で重視する」と答えた人は13.9%でした。「最優先ではないが重視する」(69.0%)の回答者と合わせると、8割以上の20代が年収アップを「重視する」ということが分かりました。
回答者からは以下のようなコメントが寄せられています。
「最優先は仕事内容や経験できる業務。その上で、年収も上げたい」
「年収は上げたいものの、仕事内容を最優先に考えている」
「リモートワークの有無など、働き方と年収のバランスを見て転職先を決めたい」
年収の高い企業に対し、「志望度が上がる」と回答した人は54.5%という結果になりました。こちらも「やや志望度が上がる」(30.4%)と合わせると、8割以上が年収の高い企業に対してモチベーションが上がるという結果になりました。
「年収の高い企業は魅力を感じる」という声の一方で、回答者からは次のような感想もあります。
「求められるスキルや仕事内容とのバランスを見て決めたい」
「年収は上げたいものの、求められているスキルや経験を持っているかは冷静に見極めたい」
(文:鍬崎拓海、編集:竹本拓也、バナータイトル:lemono / GettyImages)