【10選】新規事業立ち上げの成功・失敗を分ける仕事の習慣

【10選】新規事業立ち上げの成功・失敗を分ける仕事の習慣

JobPicks経験談まとめ

「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿した経験談を多数掲載している。本連載では、その投稿を参考に、仕事や就職・転職の悩みを解消するヒントを探っていく。今回は、新規事業立ち上げにまつわる経験談だ。


目次

新規事業開発のポイント



DX(デジタルトランスフォーメーション)やコロナ対応......。ビジネス環境の変化が激しくなっている今、既存事業のビジネスモデルとは異なる新規事業の立ち上げを急ぐ企業が増えている。



そのため、会社の要請で、新サービスによる顧客接点の拡大を担うことになったという人も多いのではないだろうか。



新規事業には華やかな部分がありながらも、消費者のニーズや課題をゼロから洗い出し、慣れない市場で成長させなければならないという泥臭い面もある。



下の記事では、ビズリーチ創業者の南壮一郎さんが、プロ野球球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」の立ち上げメンバーだった時期(2004年〜2007年)に経験した「泥臭い仕事」が語られている。





南さんによると、新規事業を軌道に乗せるには



  • 課題の明確化

  • 構造分析

  • 解決策の提案


という3ステップが重要で、課題を明らかにするため一次情報にあたることが欠かせないという。



一例を紹介しよう。南さんは2005年、生まれて間もない楽天イーグルスのファンを増やす「ファン開拓プロジェクト」を担当。最初に行ったのが、地元・宮城県の小学校10数校へのヒアリングだった。



小中学生のファンを増やせば、その親をはじめとする多世代のファンを同時に獲得できるはず——。そんな仮説で動き始めたが、地上波TVの野球中継が減っていたご時世、そもそもプロ野球を知らない子どもが多いという課題が見つかった。



足を使って一次情報を取りに行き、野球の面白さを伝えるチャネルが少ないという課題の構造に気づいた南さんは、野球とは一見関係のなさそうなプロジェクトを立ち上げる。



当時はやっていた「モーニング娘。」のフォーマットをマネて、一般オーディションで募る小中学生の公式チアリーディングチームを発足したのだ。



地元のローカル番組にも協力を仰ぎ、オーディションやデビュー前のトレーニング模様を放送し続けた結果、番組の視聴率だけでなく球場への観客動員数も増えたという。

楽天イーグルス チアダンススクール
開始2年目からは楽天イーグルスのチアダンススクール事業として継続している(出典:東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイト)

これは新たな顧客開拓の成功例だが、その裏側にはいくつもの失敗が隠されている。新規事業の成功確率を野球にたとえて、「打率1割程度」と述べる専門家もいるほどだ。



では、JobPicksのロールモデルの中で、新規事業の立ち上げを経験した人たちは、成功と失敗が入り交じる獣道をどう歩んできたのか。



新規事業のリアルな苦労や、必要なスキル、これから新規事業に携わる人へのおすすめ書籍を紹介していこう(注:ロールモデルの所属・肩書は、全て本人が投稿した時点の情報)。



事業開発のプロが明かす仕事の肝

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※ この記事に編成されている経験談は、記事作成時の経験談の内容と情報が異なる場合があります。

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