困る前に周りを巻き込む
若手のころ、周りの人に聞いたら迷惑なのでは、自分で考えて成果を出さなくてはいけないのでは…と気負いすぎ、仕事を抱え込んでパンクしてしまった時にいただいた言葉です。
その時は「私がパンクすると全体のボトルネックになってしまうからだな」と理解していましたが、アドバイスくださった方の意図はもっと他にあったように思います。今では、チームメンバーをきちんと巻き込むことで、一人で考えるよりも圧倒的に大きなことを成し遂げられるということを示唆してい...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
若手のころ、周りの人に聞いたら迷惑なのでは、自分で考えて成果を出さなくてはいけないのでは…と気負いすぎ、仕事を抱え込んでパンクしてしまった時にいただいた言葉です。
その時は「私がパンクすると全体のボトルネックになってしまうからだな」と理解していましたが、アドバイスくださった方の意図はもっと他にあったように思います。今では、チームメンバーをきちんと巻き込むことで、一人で考えるよりも圧倒的に大きなことを成し遂げられるということを示唆してい...
昔、私がジュニアのコンサルタントだったときに、先輩からこっぴどく怒られたことがあります。
プロジェクトを序盤・中盤・終盤に分けたときに、100・100・100という具合に、私はほぼすべて同じウェイトで仕事をしていました。序盤にちょっと“見えない”ことが何個かあったのですが、“まぁ他にも考えなければならないこともあるし後回しに・・・”という感じで。
結果として、全然パフォーマンスを上げられていませんでした。
すると、先輩から言われたんで...
新しい仕事、特に初めて関わるテーマに着手することになったら、まずそのテーマのキーワードや全体像を理解する必要がある。そのインプットのためにはインターネットで検索するだけでなく、本屋に行き、専門書選んで読むと良い。参考になりそうな本をビックアップし、ザっと筆者と目次に目を通す。そのテーマやキーワードの定義が明確に書いてあり、全体の概要が体系的に理解できそうな本と、自分の関わるテーマについて詳しく書いてある本を3~4冊選び、読んで理解してお...
今時、あからさまに先輩や同僚から教訓を賜る機会も減ったので、①私がおそらく全ての仕事に共通する、②コンサルタントとして必要、そして③M&Aに関わる仕事をする上で必要だと思っていることを1つずつ紹介します。
1.少し考えて分からないことはすぐに聞く
ビジネスパーソンとして、自ら学ぶ姿勢は大変重要です。ただ、人間切羽詰まらないと学習効果は上がりません。
例えば、医薬品業界に関わるプロジェクトに参画すれば、その業界のことを知らないとメン...
「お客さんはこう言ってます」「(紹介する)プロからはこう言われてます」という他責思考ではなく、自分はこの案件や求人に対してどうしたいのか、という意志を持つことができるかどうかがこの仕事の価値を分けると言われたことが強く印象に残っています。
自分の頭で考えて動かなければ、結局上手くいかなかったときにどうしても他責になってしまって、誰も特をしません。自らの意志で失敗も成功も背負いきる覚悟が必要で、そうした覚悟は必ずお客様にも求職者の方にも...
かつて仕事を一緒していた、先輩コンサルタントが良く口にしていた言葉です。人事コンサルタントに限った話ではなく、プロのコンサルタントの仕事は「考えること」ですが、それと同じ位に「相手に伝えること」も大事です。どんなに考え抜いて論理的に正しい答えを導き出したとしても、それをクライアントにきちんと伝えることができなければ、何の意味もありません。
世間一般では、思考力と表現力は別物だと捉えられがちですが、本来、両者は不可分一体、表と裏のような...
今まで様々な業務領域の仕事をしてきたから自分の専門性がないとか、逆に同じ業務領域の仕事しか積み重ねてないから見識が狭いのではないか、と悶々としている人がいたら、この言葉をかけてあげたいと思います。
私は前者でしたが、上司の何気ないこの言葉で、何かが吹っ切れた感じがしたのを覚えています。どちらも必要で既に片方持っているなら、そんなに思い悩むほど悪い状況ではないと。
それから、私が「深く・狭く」を得るためにしたことは、自分の得意...
コンサルタントとしてキャリアをスタートした1年目、当時の社長による全社会議でのスピーチが強烈に印象に残っています。
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世の中には、追うべきものと、ついてくるものがある。
よく間違えがちなのは、お金。実は、お金は追うべきものではなく、ついてくるもの。
では、お金は何についてくるか?
それはお客様の満足度。そして、その満足度を高める自身のスキル。それこそが追うべきものである。
追うべきものを間違えてはいけない。
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追うべき...
お客様をワクワクさせるエンターテイナーのような存在。これは、同僚や先輩からの言葉ではないのですが、前職での経験を経て、今でも私が心がけ、また、目指している姿でもあります。
お客様が感じる、ワクワク感とはどこから来るのか。
これから買おうとしている商品・サービスがフィットしている状態。
その商品・サービスを想定通りに使いこなせている姿を、お客様ご自身が想像できている状態。
また、その商品・サービスを通じて、これまでにはなかったポジティブ...
「人材が枯渇している、どう採用したらよいのか?」
「人が育たない、どう育成したらよいのか?」
「従業員のエンゲージメントが上がらない、どう上げたらよいのか?」
人事コンサルタントには、「人」にフォーカスをあてた相談が沢山きます。
コンサルタントになりたての頃の私は、より良い答えを見つけるため、とにかく沢山の知識を得て解決策のヒントを得ようとしていました。書店やAmazonで人事に関わる最新の本を探したり、人事関連の情報サイトでリサーチ...
組織・人事コンサルタントの仕事の種類を大きく2つに分けるとすれば、人事制度設計に代表される「モノづくり」の部分と、人事戦略策定のような「モノづくりの方向性を決める」の部分があります。
私は前職の事業会社で人事の業務に携わっていたため、前者のモノづくりの部分について、運用する立場からの理解は一定程度ある形でコンサルタントになりました。しかし、後者のようなモノづくりでない部分について考える機会がほとんどなかったため、この点で非常に苦労して...