昔、私がジュニアのコンサルタントだったときに、先輩からこっぴどく怒られたことがあります。
プロジェクトを序盤・中盤・終盤に分けたときに、100・100・100という具合に、私はほぼすべて同じウェイトで仕事をしていました。序盤にちょっと“見えない”ことが何個かあったのですが、“まぁ他にも考えなければならないこともあるし後回しに・・・”という感じで。
結果として、全然パフォーマンスを上げられていませんでした。
すると、先輩から言われたんで...
すね。
「ナメてんのか。お前100・100・100で仕事してるだろ?」と。
「ダメダメ。150・70・100ね!序盤ですでにプロジェクトの着地点が見えていなければならない。そのためにはどんな些細なことであっても“良く分からない”“気持ち悪い”と感じる点をすべてつぶせ!」と。
当時は言われて腹も立ちましたし、
150・70・100ってそもそも合計300超えてんじゃん、と心の中で突っ込んでました(苦笑)。
ですが、これを意識すると、
お客様やチームのメンバーから信頼されると中盤や終盤非常に進めやすくなるだけでなく、予期せぬことにも対応しやすくなります。
また、この150のなかにはプランニングも含みますが、「先の読めない世の中でなぜプランニングするんだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。計画を立てるのは、万事計画通りに進めるという意味ではなく、むしろ突発事項に柔軟に対応するために、取捨選択をするためにこそ必要だと考えています。
「終わりよければすべて良し」ということわざがありますが、コンサルティングは「始まりよければ・・・」だと考えています。