仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
コンサルティング業界では、プロジェクトを飛行機の操縦に例えることがあります。
プロジェクトの開始が離陸、終了時が着陸です。
しんどいのは離陸時・離陸前です。
飛行機の場合、その日の天候や機体・乗組員の状態を確認すると思いますが、
プロジェクトの成否は、この離陸時にすべてがかかっているといっても過言ではないと思います。
いつも天気が晴れてくれていると嬉しいのですが、なかなかそうはいきません。
頭の回転がとても速く、深い知識をたくさん持...
っていらっしゃるお客様がたくさんいます。 くどいですが、本当に数多くいらっしゃいます。 そのような環境下で、個人として、またチームとしていかに付加価値を出すか。 それを模索しているときはしんどいです。 課題を解くにあたっては、上記に加え、さらにお客様の“思い”が加わり、その裏には “個人や会社の考え方・価値観”があります。特に、人・組織コンサルティングの領域は、この“考え方・価値観”がかなり重要です。 価値観とは、例えば、個人として組織として ・新しいモノ好きかそうでないか ・高い目標でやる気が出るかそうでないか ・とりあえずやってみてというタイプか熟考するタイプか・・・など挙げるとキリがありません。 そのため、同じ業界で似たような課題を抱えていたとしても、異なる結論が出ることも多々あります。 お客様に適した解決策を導きだすには、不文律や空気を感じ取ることも同時に求められます。 いろんな因子を紐解きながら、プロジェクトを離陸させること、 そして安定運航できるよう、毎日自分の能力を高める必要性を痛感しています。
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
昔、私がジュニアのコンサルタントだったときに、先輩からこっぴどく怒られたことがあります。
プロジェクトを序盤・中盤・終盤に分けたときに、100・100・100という具合に、私はほぼすべて同じウェイトで仕事をしていました。序盤にちょっと“見えない”ことが何個かあったのですが、“まぁ他にも考えなければならないこともあるし後回しに・・・”という感じで。
結果として、全然パフォーマンスを上げられていませんでした。
すると、先輩から言われたんで...
すね。 「ナメてんのか。お前100・100・100で仕事してるだろ?」と。 「ダメダメ。150・70・100ね!序盤ですでにプロジェクトの着地点が見えていなければならない。そのためにはどんな些細なことであっても“良く分からない”“気持ち悪い”と感じる点をすべてつぶせ!」と。 当時は言われて腹も立ちましたし、 150・70・100ってそもそも合計300超えてんじゃん、と心の中で突っ込んでました(苦笑)。 ですが、これを意識すると、 お客様やチームのメンバーから信頼されると中盤や終盤非常に進めやすくなるだけでなく、予期せぬことにも対応しやすくなります。 また、この150のなかにはプランニングも含みますが、「先の読めない世の中でなぜプランニングするんだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。計画を立てるのは、万事計画通りに進めるという意味ではなく、むしろ突発事項に柔軟に対応するために、取捨選択をするためにこそ必要だと考えています。 「終わりよければすべて良し」ということわざがありますが、コンサルティングは「始まりよければ・・・」だと考えています。
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
この本は、人事・組織コンサルティング業界の入門書というわけでもなく
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