CTO(最高技術責任者)の経験談未経験者へのおすすめ本

転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。

  • Hayashi Takayuki
    現職者Hayashi Takayuki
    経験: 7年
    株式会社ユーザベース

    『達人プログラマー』David Thomas, Andrew Hunt

    プログラマーとして大事な根源的な考え方、多くのスキルを紹介してくれています。約20年前に出た本ですが、この本に書かれているのは「良いプログラマーとしての本質」であり、時代の流れに左右されない根源的な部分を書いているため現在においても絶対にお勧めしたい本になります。私自身もプログラマーとして駆け出しの頃に読み、そして今でもこの本に書かれてある事の多くを実践して成長し、成果を挙げることが出来ています。本を読むというのは偉大な先人たちの知識が...

    蓄積・整理されていて、その先人たちの経験を追体験出来る非常に有効なツールであり、資産だと思います。この本はおそらく十年後も偉大な本として紹介され続けると思いますし、私自身にとっても重要な本で有り続けると思います。


  • 高山 温
    現職者高山 温
    経験: 12年
    株式会社ニューズピックス

    『エンジニアのためのマネジメントキャリアパス』Camille Fournier

    正直、1冊の本に絞るのはとても難しいですし、どの本も1冊だけが素晴らしかったということはなく、たくさんの本を読む中で自分の経験と先人の知恵の相対地図を手に入れることができると思っています。


    その中でこの本を推薦する理由はいくつかあります。


    まず、CTO以外にもテックリードなど他のソフトウェアエンジニアのキャリアパスについてある程度網羅的に紹介されているためです。CTOのことだけを知るよりも、他と比較したほうがCTOのことがよく分かる...

    と思います。 CTOになった時に誰もが経験するであろう、本当はもっとコードを書くシニアエンジニアでありたいという気持ちについて、どんな道を選んでも良い点悪い点あるからと現実的な話が書かれているのも良いところです。 次に、アメリカのスタートアップ業界でも古典というか必読書のような扱いになっているためです。この本の初版が出たのは2017年ですが、おそらく『リーン・スタートアップ』のようなロングセラーになると思います。 どんな業界でも古典と呼ばれる本はみんな読んでる前提で話題に上がることがありますし、良書が出るとそれが世の中の当たり前基準になるので、目を通しておくと良いと思います。 アメリカの本なので、いつかアメリカ文化圏の人と仕事をするときも話が合わせられてお得です。