休職、退職「キャリアの空白期間」を転機に変える4つの知恵

休職、退職「キャリアの空白期間」を転機に変える4つの知恵

    JobPicks Voice

    「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿してくれたリアルな経験談を多数掲載している。本連載では、その投稿内容を参考に、仕事やキャリアの悩みを解消するヒントを探っていく。今回は、休職期間や退職を「キャリアの転機」として有効活用した人たちの経験談だ。


    目次

    「計画外」の出来事とも上手に付き合う方法


    うつ病を含む心身の病気・傷病を理由とする休職や、介護など家族の事情による一時的な退職、出産による産休・育休など。


    長い社会人人生の中では、自分の意に反して仕事を休み、キャリアに一定期間の空白ができてしまうことがある。


    休職・退職期間が長くなると、給与面での懸念はもちろん、問題なく復職できるのか?という不安も募るもの。終身雇用の文化が色濃く残る会社に勤めていたら、なおさらキャリア形成に支障が出ると思うものだ。


    ただ、こうしたキャリアの空白期間を、その後の仕事人生をより良いものにするきっかけにした人たちもいる。


    例えば、現在ピアニストとして人気のハラミちゃんは、音大を卒業後IT企業に就職したものの、頑張り過ぎで体調を壊し、若くして数カ月の休職を経験している。


    その時期に「自分が一番しっくりくる場所を考え直した」(ハラミちゃん)結果、リハビリを兼ねてストリートピアノの演奏を開始。


    当時は仕事にするつもりがなかったそうだが、YouTubeなどでの演奏配信が評判を呼び、小さな頃からの夢だったピアニストとしてキャリアを築くことになった(詳しい経緯は下の記事にて)。

    こうした転機は、ひと握りの人にだけ訪れる偶然ではない。意図的に内省や学び直しの機会を設けて、キャリアを大きく変える人は少なくないのだ。


    そこで本稿では、休職や退職を人生の転機に変えたロールモデルの事例を4つ、紹介していこう。


    1. 産休・育休時期の「内省」が転機に

    残り3215文字(全文3842文字)

    続きを読むには

    JobPicksに登録する3つのメリット

    • JobPicks記事が
      すべて読み放題
    • ロールモデルが
      投稿した経験談が
      読める
    • 職業研究に役立つ
      メルマガが届く