電通を支えるクリエーティブ力の源とは?現役&元社員に聞く企業文化

JobPicks Voice

「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿してくれたリアルな経験談を多数掲載している。本連載では、その投稿内容を参考に、仕事やキャリアの悩みを解消するヒントを探っていく。今回は、広告代理業から業態を広げ、変化の渦中にある電通の企業研究だ。


目次

「もはや広告代理店ではない」電通の事業内容


博報堂と並ぶ日本最大手の広告代理店で、就職先としての人気も高い電通。その規模や存在感から「広告界のガリバー」とも呼ばれる。


2022年1月には、電通グループ社長に五十嵐博さんが就任。デジタル領域の強化を発表したことや、コロナの影響による2020年の赤字から黒字転換するなど、さらなる成長が見込まれる。


事業内容としては、企業の戦略プランニングやブランディング支援を行うマーケティング事業、テレビCMやグラフィック広告を制作するクリエーティブ事業、メディア戦略の立案を行うメディア事業など幅広く展開している。


「我々はもはや、広告会社だと思っていない」。電通で取締役副社長を務める榑谷典洋さん(取材当時。2022年1月、電通社長に就任)は、以下の記事でこう語っている。

2017年には企業コンサルティングを行う「電通ビジネスデザインスクエア」を立ち上げるなど、広告代理店とコンサルティング業界の境目はなくなりつつあるようだ。


榑谷さんによると、電通が提供するコンサルティングは、業務効率化やシステム化(DX)だけでなく、事業の存在意義から問い直し(BX)、顧客体験まで意識して(CX)売上を上げることにコミットしているという。


この業容拡大の中で、広告宣伝の変革(AX)は売上を出す手段の一つとなっている。

電通のコンサルティング領域
上の記事「【電通】我々は、もはや広告会社ではない」より引用

従来型のコンサル企業が行ってきた戦略・プロセス構築だけではない、コンテンツ制作力やプロデュース力が電通にはある。だからこそ、広告とコンサルが融合したサービスを実現できるのだろう。


しかし、こうした大胆なモデルチェンジや、就職・転職先としての人気とは裏腹に、「激務」といったマイナスイメージを持つ人がいるのも事実だ。


そこで今回は、JobPicksに経験談を投稿するロールモデルの中で、現役の電通社員と元社員の声を基に、仕事のやりがいや苦労、働き方に見る組織風土を探ってみた(注:ロールモデルの所属・肩書は、全て本人が投稿した時点の情報)。


電通への就職・転職を考える際の参考情報として読んでもらいたい。


電通の仕事は何がきつい?

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※ この記事に編成されている経験談は、記事作成時の経験談の内容と情報が異なる場合があります。