クリエイティブ・アートディレクター経験者が語る仕事内容・年収・将来性

4人のロールモデル
16件の経験談

質問クリエイティブ・アートディレクターの仕事を一言で表すと

クリエイティブ・アートディレクターとは?

クリエイティブ・アートディレクターの仕事内容

クリエイティブ・アートディレクターとは、広告やグラフィックデザインの制作で全体統括を行う仕事。一般的には、広告代理店でクライアントと制作現場の間に立ち、各種クリエイティブの方向性や完成物の品質管理、制作過程の進捗管理を担当する。

それゆえ、コミュニケーションを取る相手はクライアントやプロジェクトオーナー、プランナー、デザイナー、コピーライターなどと幅広い。近年は広告制作のみならず、Webサイトや動画制作、イベント企画などでも求められるようになっている。

クリエイティブ・アートディレクターの将来性

フューチャーワーク指数すべての職業の平均
4.34.3
5人が回答
未来実感
4.24.3
貢献実感
4.44.4
自立実感
4.44.1

クリエイティブ・アートディレクターの平均年収

20代
- 万円
30代
816万円
40代
- 万円
JobPicks回答者調べ

クリエイティブ・アートディレクターになるには

クリエイティブ・アートディレクターのキャリアパス(前職・転職先)

  1. 1.
    クリエイティブ・アートディレクター
    6人(60%)
  2. 1人(10%)
  3. 1人(10%)

クリエイティブ・アートディレクターの経験談を読む

クリエイティブ・アートディレクターの経験談の中から、一部を抜粋して紹介しています。

  • 仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

    • 安達 日向子
      現職者安達 日向子
      経験: 8年
      合同会社さかなデザイン

      好奇心をくすぐられるような出会いがつづく

      水産業をカッコよくーーそんな目標を掲げて活動するフィッシャーマン・ジャパンという団体でアートディレクターをしています。


      水産業、と一口に言っても、漁師さん、水産加工会社さん、仲買人さん、魚市場で働く人々、そして運送する人にそれらを支える行政の人たち、、

      それぞれの立場で、みなさん誇りをもって仕事をしていらっしゃいます。


      そんな彼らとプロジェクトを進めるには、まず「学ぶ」ことから始まります。

      その地域でどんな魚がとれているの?それって...

      どういう漁師さんがどんなふうにとってくるの?それを売るにはどの市場にもっていくの?さらにそこにたずさわる人はどんな人なのーー? 一人一人を話をしていくと、だんだんその街の水産業だけでなく、その町の文化やユニークさが見えてきます。例えば私が拠点を置いている宮城県石巻では、東洋一大きな魚市場があり、さらにその近くには水産加工会社がずらりとならんでいます。大型の船が多数入船し水揚げを行う超ビッグな産業なのです。 一方で現在コミットしている静岡県西伊豆町では、実は定期的に水揚げをして街に魚を降ろしているのは小型の定置網1隻のみ。さらに水産加工会社は1社だけで、魚市場は存在しません。 どちらが良い、というわけではなくて、そういった産業の規模やシステムが違えば、流通の仕組みも哲学もちょっと違う。そんな差異がその街のユニークネスになっているのです。 どの街に行っても、その現場で働く方々のお話は苦労も感じられますが同時に希望に満ちていることもしばしば。さらに水産業は閉鎖的な産業と言われていますが、いざ話を伺うとオープンに一緒に新しい取り組みに前向きになってくださる方も多く、チームができていく過程はまるでRPGゲームをプレイしているかのようにワクワクします。 「いつか昔操縦してたでかい船、もう一回動かしてぇんだ」 「もっとフレキシブルな職場にして、もっといろんな人が働ける環境をつくりたいんだ」 「子供たちによりよい状態で継がせてあげたいんだ」 海の現場には、夢を語る人たちがいます。彼らから今も水産業の仕事だけでなく、地域という目線で未来を考えること、チームで同じ方向へ向かうこと、短期的な予測ではなく、次世代、さらにその先の世代へとバトンをつなぐことを学びます。 グラフィックデザイン、マーケティング、PRなど、自分が生業にしていることを本質的に「未来をつくること」へつなげるには、そういった産業の現場にあるスピリットを自分の中でも育てて行くことが大切なのではないかと考えています。 そんな学びと驚きの多い水産業の世界を回遊できるのが、この仕事で一番楽しいことです。


    やりがいをもっと読む (3)

  • この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?

    • 飯田 真吾
      経験者飯田 真吾
      経験: 10年
      合同会社DMM.com

      「締め切り」が生む重圧と、「制限」によって生まれるクリエイティビティ。

      大きな、誰かの「課題」を、自分ごと化して、締め切りまでに「暫定解」として提示しなければいけないこと。そのプレッシャーは大きい。当人たちよりも、自分ごと化する「憑依力」が求められるし、必ずアウトプットまで持っていかなければいけないという大きなプレッシャーがある。それも締め切りという時限付き

      で。その制限が生むクリエイティビティも大きいが、その生みの苦しみがとてつもなく大きいこともまた確か。


    苦労をもっと読む (2)

  • 同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

    • 飯田 真吾
      経験者飯田 真吾
      経験: 10年
      合同会社DMM.com

      推し量る力、冷徹なまでの予測力、本質を見抜く力。

      「推し量る力」とは、相手の気持ちや周囲の状況を、表現されていない情報からも読み取る力。そして推し量った結果を、決して悪用せず、状況を分析することのみに活用すること。「冷徹なまでの予測力」とは、状況分析に基づき、その時の社会・政治的情勢を鑑みて、期待値を捨てたネガティブコントロールでのリスクも想定した上で、進む方向を決めること。「本質を見抜く力」は、その上で「この課題を解決すれば、全てがうまく行く」というボトルネックにいち早くアプローチし...

      、集団の成功可能性・再現性を限りなく高めていくこと。チームを導く上で、重要なことだと学んできた。


    この職業のプロになるにはをもっと読む (2)

  • 転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。

    • 木本 梨絵
      現職者木本 梨絵
      経験: 9年
      株式会社HARKEN

      『ひらめきスイッチ大全』知的創造研究会

      偶発的なアイデアや思考に出会う為の、超絶簡単な手引き。


      クリエイティブディレクターに必要なことの一つに、アイデアを考える上での「子供のような自由な発想」と「客観的でリアルな視点」の反復横跳びがあると思います。ただ、仕事に慣れていないと、どうしても真面目に現実的に考えてしまう人が多い。


      ひらめきスイッチ大全は、前から順番にページをめくる本ではなく、ランダムに開いたページを見ることで、思わぬアイデアや思考法に対峙することができる本。


      ...

      この本をデスクに置いて、息抜きがわりにたまに開くと、凝り固まった視界が開けることがあると思います。まだ仕事に慣れない新卒時代の私が何度も救われたことのある本です。


    未経験者へのおすすめ本をもっと読む (3)

  • 現在している副業・兼業の内容について、なるべく具体的に教えてください。

    • 安達 日向子
      現職者安達 日向子
      経験: 8年
      合同会社さかなデザイン

      海の世界に飛び込んで

      現在、フィッシャーマン・ジャパンという漁師団体でアートディレクターとして働いています。水産業をカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」にする、という目標を掲げ、日々さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。


      その一方で私は潜水士として海洋調査も行っています。


      潜水士と聞いて、海難救助をする「海猿」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。潜水士は他にも港湾での土木作業、沈没船の引揚げ、水産物の収穫など多くの場面で活躍する仕事。結構...

      メジャーな仕事なんです。 私自身は海の近いところで育ったわけでもなく、むしろ水が苦手で泳げず、海水浴すら行ったことがないほど海から遠い生活をしていました。 しかしフィッシャーマン・ジャパンとして漁業の現場に通ううちに、なんとなく海を身近に感じ、そこで働く人たちの姿に惚れ込むようになります。 そして数年前、海洋調査を専門とするダイバーと出会い、私も潜水やってみたい!と潜水訓練をうけることとなりました。あれよあれよといううちに水に慣れ、実際に海に潜る訓練を経て、筆記試験にも合格し潜水士の資格を取得しました。 現在、石巻の漁協さん、海洋調査ダイバー、地元の漁師さんたちと「ISOP(Ishinomaki Save the Ocean Project)」を立ち上げ、海で問題になっている磯焼けなど海洋環境に対して、調査や試験を行っています。 そんな「副業」ですが、自ら海に入り、海の中の様子をみることはダイレクトに自分の本職ーアートディレクターーに役に立っています。 近年海洋環境の変化は著しく、去年まで水揚げされていた魚がぱたっと市場から姿を消す、なんてこともしばしば。そんな海の変化は中に潜れば一目瞭然。現場の方のお話に対して自分の理解度がぐんと上がります。 さらに海洋調査を通して新たなプロジェクトも発足。大学と連携し新たな養殖の研究が進んでいます。 室内での仕事がおおいデザイナーですが、海に潜るというもう一本の軸を手に入れて、精神的にも安定することもあります。 思い切って違うスキルを身につけたら、さらに世界はひろがって面白くなったな、と思います。


    副業・兼業をもっと読む (2)

  • この職業について未経験の人に説明するとしたら、どんなキャッチコピーをつけますか?

    この職業を一言で表すと?をもっと読む (4)

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