【社員の声】アクセンチュアが進める「デジタル時代の採用」とは

【社員の声】アクセンチュアが進める「デジタル時代の採用」とは

目次

  • 変革し続けるアクセンチュア
  • もはや「ITコンサル」ではない
  • コンサルタントとしての仕事
  • データ分析やUXの専門家も

JobPicks経験談まとめ

「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿してくれたリアルな経験談を多数掲載している。本連載では、その投稿内容を参考に、仕事や就職・転職の悩みを解消するヒントを探っていく。今回は、コンサルティング企業アクセンチュアの仕事研究だ。


変革し続けるアクセンチュア


コロナ禍の影響もありDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している今、テクノロジー活用の領域で支援の幅を広げているコンサルティング業界。


総合系コンサルティング企業の中でも、とりわけ成長著しいのがアクセンチュアだ。


アクセンチュアはテクノロジーへの先行投資を積極的に行い、2020年10月には社内外でさらなるAI活用を進める「AIセンター」を設立。大胆な組織改革を通じて、組織・社員のデジタルシフトにも成功し、近年は事業領域を拡大している。


これらも影響し、アクセンチュア・ジャパンの従業員数は直近6年で3倍以上に。2015年は全世界のアクセンチュアの中で6位だったという売り上げも、米国に次ぐ2位に躍進し、世界の拠点の中でも注目を集めている。


もはや「ITコンサル」ではない


この数年でアクセンチュアが注力してきたのは、DXに必要なさまざまな知見・スキルを持った人材を社内に持つことだ。


実際にアクセンチュア代表取締役社長の江川昌史さんは、2020年11月のNewsPicksのインタビューで以下の言葉を残している。


私が2015年の社長就任後、まずやった仕事は女子大と美大を訪問することでした。デジタルの仕事は、たとえ BtoBでもその先のCのことを考えなくては成立しません。すると、女性や美大など多様な人材を採用することは極めて大事だからです。

──【アクセンチュア】トップが語る「6年で3倍」規模拡大の全貌



さらに、2021年6月には、アクセンチュアが買収した米国のクリエイティブエージェンシー「Droga5(ドロガファイブ)」が日本に上陸した。ニューヨーク、ロンドンに続き3番目、グローバルへ進出を進める中、アジア初の拠点となる。



本拠地の米国では型破りかつインタラクティブなアイデアで既存の広告会社を脅かしてきた「Droga5」の上陸で、新たな強みを手に入れたアクセンチュアと広告会社との境界線はどんどん薄れていくだろう。


多様な人材を抱えることがアクセンチュアの戦略、そして強みであり、自社での採用を強化しているだけでなく買収も含め取り組んでいるようだ。


では、実際にどのような人材がアクセンチュアで活躍し、卒業後はどのようなキャリアを歩んでいるのか。


JobPicksに寄せられたロールモデルの経験談をまとめた(注:ロールモデルの所属・肩書は、全て本人が投稿した時点の情報)。


コンサルタントとしての仕事


■ 経営コンサルタント:海津 恵さん


慶應義塾大学・経済学部を卒業後、2006年にアクセンチュアへ入社、現在に至るまで経営コンサルタントとして活躍されている海津さん。


海津 恵
海津 恵さんの経歴




  • 現在

海津さんは、経営コンサルタントのやりがいとして「一期一会の案件×毎回異なるメンバーとのコラボワーク⇒毎回やり遂げる楽しさ」と語っている。


「その時々のテーマによって最適な専門家がチームに参画し、提案の段階から一緒に取り組む」ようで、「経営コンサルタントの中での専門家同士だけではなく、最近はとくに、デジタルやクリエイティブと経営コンサルティングといった異色のプロ同士のかけ算」が多く生じているようだ。


経営コンサルタントやりがい

仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

海津 恵
経験者海津 恵
アクセンチュア株式会社

一期一会の案件×毎回異なるメンバーとのコラボワーク ⇒ 毎回やり遂げる楽しさ

「一期一会の案件」

私たちが取り扱う案件は毎回異なります。

同じテーマであっても、クライアントによって環境や課題が異なるので、他の案件の焼き直しは利きません。


「毎回異なるメンバーとのコラボワーク」

その時々のテーマによって最適な専門家がチームに参画し、提案の段階から一緒に取り組みます。経営コンサルタントの中での専門家同士だけではなく、最近はとくに、デジタルやクリエイティブと経営コンサルティングといった異色のプロ同士のかけ算で取り組み...

ます。 そんな一期一会の提案やその後のプロジェクトワークを、毎回異なるメンバーでやり遂げていくことには飽きることのない楽しさがあります。 やり遂げた瞬間は色々ありますが、とくに「コラボで提案書を作り上げ、一致団結してプレゼンを終えた瞬間」が好きです。 例えば、先日実施した中期経営計画(中計)の全社推進をテーマとした某産業機械メーカーへの提案では、経営コンサルタント×ストラテジックコミュニケーションデザイナー×テクノロジーの専門家というチームで提案を行いました。 中計を全社巻き込んで推進しようとなると、「合理的な推進計画書」だけでは片手落ちで、全社員をいかに巻き込むかというヒューマンサイエンスが求められます。そこで、経営視点に加え、社内向けブランディング視点を取り込んだ提案を行いました。 どうすれば「クライアントのため」になるか、喜んでくれるか、競合に勝てるか、私たち自身にとってチャレンジングな案件になるか、、、。 そんなことを社内の多くのメンバーと共に沢山考え議論を交わし、そして提案をやり遂げた瞬間は、大きな充実感があります。 なんていうのでしょうか、学生時代の部活の、練習を重ねて大会に臨んだ瞬間に少し似ています。 提案なので、当然勝ち負けはあります。仮に提案が獲れなかったとしても、本気でやり遂げたことのそこでの思考の過程と結果が、私たちコンサルタント達の財産になる。 そんな自分たち自身の成長に繋がっていることもやりがいであり、楽しさに繋がっているのかもしれません。


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■ 経営コンサルタント→起業:横山 俊さん


横山さんは早稲田大学・商学部を卒業後、2017年にアクセンチュアへ入社、その後約5年間経営コンサルタントとしてキャリアを築き、転職サービスを手がけるScenarioを創業している。


横山 俊
横山 俊さんの経歴






  • 現在

横山さんが経営コンサルタントを志望した理由は「起業家への武者修行」だそうだ。アクセンチュアに限ったことではないが、経営視点や事業戦略に関する知識・経験を養うために経営コンサルタントを志す学生は多い。


その中でもアクセンチュアを志望した理由として、横山さんは「様々ある戦略コンサルティングファームの中で、最もテクノロジーに対して先行投資をしていると感じたのがアクセンチュアであったため」と語る。


冒頭でも紹介した通り、テクノロジーへの投資が積極的であることも、多様な人材から選ばれる大きな要因なのだろう。


この仕事を目指した理由や目的は何でしたか?

横山 俊
経験者横山 俊
Scenario株式会社

起業家への武者修行

学生時代から、将来は起業家を目指したいと考えていた。一方で、新卒でいきなりスタートアップに挑戦するほどの自信がなく、経営視点や事業戦略に関する知識・経験を養うため、戦略コンサルタントを志望した。

戦略コンサルタントの中で、アクセンチュアを志望したのは大きく2つの理由があった。

①よりエキサイティングな案件が舞い込む環境

これからは、事業戦略や経営を語る上でテクノロジーは不可欠だと認識していた。様々ある戦略コンサルティングファームの中で、...

最もテクノロジーに対して先行投資をしていると感じたのがアクセンチュアであったため、アクセンチュアを志望した ②社風へのマッチ 実際にお会いした社員を通して、固すぎない人柄や、風通しのよさなどが自分いフィットしている、と感じた点も大きい


> 横山俊さんの他の経験談も読む


■ 人事コンサルタント:平野阿紀子さん


平野さんは、一貫してアクセンチュアの人事コンサルタントとしてキャリアを築いている。


平野 阿紀子
平野 阿紀子さんの経歴


  • 現在
    人事コンサルタントアクセンチュア正社員

人事コンサルタントのプロになるためのアドバイスとして「コンサルタントは『深く・狭く』と『広く・浅く』のどちらも必要」と語っている。


また、広く・浅く学ぶには「自分の専門領域以外の仕事も、えり好みせずにトライしてみること」が大事とも語っており、社内に多くの機会があり専門外のプロフェッショナルとも一緒に仕事をしているとうかがえる。


同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

平野 阿紀子
経験者平野 阿紀子
アクセンチュア

コンサルタントは「深く・狭く」と「広く・浅く」のどちらも必要

今まで様々な業務領域の仕事をしてきたから自分の専門性がないとか、逆に同じ業務領域の仕事しか積み重ねてないから見識が狭いのではないか、と悶々としている人がいたら、この言葉をかけてあげたいと思います。


私は前者でしたが、上司の何気ないこの言葉で、何かが吹っ切れた感じがしたのを覚えています。どちらも必要で既に片方持っているなら、そんなに思い悩むほど悪い状況ではないと。


それから、私が「深く・狭く」を得るためにしたことは、自分の得意...

分野を明確にして、それを周囲にも知ってもらうことでした。 初めは少し背伸びが必要かもしれませんが、自分の専門分野を周知することで、それに関係する仕事の相談事が集まるようになり、結果的にさらに専門性を深めることが出来ます。 コンサルタントいう言葉はとても漠然とした言葉です。人事コンサルタントと一括りに言っても、採用・評価制度・人材教育・テクノロジー・オペレーションまで扱うものは様々ですから、その中で自分が得意とするものは何なのかを宣言した方が良いということです。 そして、「広く・浅く」を得るためにした方がよいことは、自分の専門領域以外の仕事も、えり好みせずにトライしてみることです。私は若いうちにそれを経験できたことが、今となって活きていると感じます。まさに点と点が繋がる感覚です。 人事コンサルタントの仕事は、結局のところは経営課題を解決すること、企業価値向上を実現させることですから、企業に関わる業務領域を広く浅くでも守備範囲にしておいてこそ、自分の専門領域に奥深さを持たすことが出来るということです。


> 平野阿紀子さんの他の経験談も読む


データ分析やUXの専門家も


多様な人材を抱えるアクセンチュアでは、エンジニアやマーケティングなど、コンサルタント以外の専門家も数多く活躍しているのが特徴だ。


コンサルタント以外の専門家が投稿した経験談からは、異業種間でプロジェクトチームを組み、連携しながらプロジェクトを進めていくケースが多いという事実が垣間見えた。


■ データサイエンティスト:サインバヤル サランゲレルさん


サランゲレルさんは、一橋大学を卒業後にアクセンチュアへ入社、現在に至るまで一貫してデータサイエンティストとしてキャリアを築いている。


サインバヤル サランゲレル
サインバヤル サランゲレルさんの経歴




  • 現在

サランゲレルさんは、データサイエンティストのやりがいとして「チームで作ったアルゴリズムが継続的にビジネス価値を生み出す瞬間」を挙げている。


さらに「クライアントも知らなかった新しい示唆をデータから見つけられた時、クライアントのデータ分析に対する理解が深まり信頼関係ができた時など、仕事が楽しく感じる瞬間が日々の業務の中にたくさんあります」とも語っており、データサイエンティストもフロントに立ちクライアント・顧客と信頼関係を築いていると分かる。


仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

サインバヤル サランゲレル
経験者サインバヤル サランゲレル
アクセンチュア株式会社

チームで作ったアルゴリズムが継続的にビジネス価値を生み出す瞬間

統計手法や機械学習を用いて精度の高いモデルが構築できた時、クライアントも知らなかった新しい示唆をデータから見つけられた時、クライアントのデータ分析に対する理解が深まり信頼関係ができた時など、仕事が楽しく感じる瞬間が日々の業務の中にたくさんあります。

また、そういった楽しい瞬間が積み重なった結果、クライアントも含めみんなで作ったモデル(アルゴリズム)が実業務に繋がり、新しい価値を生み出します。私にとってこの瞬間が仕事の中で一番ワクワクして...

、やりがいを感じる瞬間です。


> サインバヤル サランゲレルさんの他の経験談も読む

■ UXデザイナー:村越 悟さん


最後に、先述の横山さんに加えて、もう1人アクセンチュア卒業生の経験談を紹介しよう。


2006年にUXデザイナーとしてのキャリアをスタートさせた村越さん。複数の事業会社・広告会社を経験し、2015年からグッドパッチ(Goodpatch)にて事業マネージャー・事業統括を担当。


その後、2017年からアクセンチュアでUXデザイナーを務め、今年2月にヘルステックスタートアップUbieのプロダクト・デザイナーに転職している。


村越 悟
村越 悟さんの経歴
















  • 現在

アクセンチュア在籍時の投稿では、UXデザイナーのやりがいとして「ユーザーだけでなく、ビジネス上のステークホルダー、プロダクト開発チーム、いろいろな関係者のことを深く理解し、理解に基づいて『体験』を具体化するところ」と語っている。


仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

村越 悟
経験者村越 悟
アクセンチュア株式会社

ユーザーだけでなく、ビジネス上のステークホルダー、プロダクト開発チーム、いろいろな関係者のことを深く理解し、理解に基づいて「体験」を具体化するところに最も面白みがあると思います。


ビジネスプランや体験という無形のものを実際に触れられる形へ落とし込んでユーザに届ける、「形を与える」部分に関与できること。


非常に緊張感があり、責任も重大なポジションですが、ダイレクトに業務生産性やユーザ数や収益などの数値にインパクトを与える部分なので、ダ...

イナミックで面白い部分だと思います。


> 村越悟さんの他の経験談も読む


総合コンサルが提供するコンサルティングでは、社内の専門家やクライアント・顧客などステークホルダーが多くなる傾向があるが、アクセンチュアで取り扱う案件は特にその傾向が強いようだ。


これも、社内に多様な専門家を抱えているアクセンチュアならではなのだろうとイメージできる。


JobPicks未来が描ける仕事図鑑_01

文:小林将也、編集:伊藤健吾、デザイン:國弘朋佳、バナー写真:iStock / Zephyr18

※ この記事に編成されている経験談は、記事作成時の経験談の内容と情報が異なる場合があります。

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