経歴

職業の経験談

  • 同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

    自分の”見立て”を持つ

    「これはこういうもの」という1つの視点や常識に囚われず、人や社会の変化を敏感に感じ取り、今の世の中やその未来を、自分なりの視点で捉え直すこと。


    以前アートとテクノロジーの祭典であるアルスエレクトロニカで、世界中から集まったアーティストの作品に触れながら、一緒に参加していたメンバーと共に話していたことです。


    ロジックで正しく考える力は、マーケティングプランナーの基礎体力として非常に重要ですが、それだけではみんなが同じ、いわゆる「正しい...

    」解にたどり着いてしまう。 でも最後に、ブランドを、ビジネスを、どうしていくのかは、「正しさ」だけではない、自分の意志で判断するもの。 この事業を通して、自分はどんな未来を描きたいと思うのか?判断の軸となる「意志」、自分なりのものの捉え方や見立てというのをもっておくことが大切です。 そのために、多様なものの見方に触れて、じゃあ自分はどうしたいのだろうかと考える癖をつける。 博報堂のマーケティングプランナーにアート好きが多いのは、多様な社会の捉え方に触れられる機会だからでしょう。



  • この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?

    強い好奇心が活きる職種

    「なぜこうなんだろう」「こうあればいいのに」など、日常生活の中でついつい考えてしまうような、広くて強い好奇心を持つ人に向いています。


    商品やブランドのプロフェッショナルであるクライアント企業に対して、私たちのような外部のマーケティングプランナーが提供できる価値は、第3者視点、生活者視点の持ち込みです。


    既存のビジネスに、これまでにない要素を掛け合わせ、新たな価値を見出せるところにあります。


    イノベーションは既存要素の組み合わせから...

    生まれる、というのは有名な話ですが、意外な組み合わせで新しい価値が生まれることは本当に多いんです。 だからこそ、組み合わせの「要素」を多く持っていること、その素質としての、何事にも興味を持てる好奇心の強さは、マーケティングプランナーという職種において素晴らしい強みとなり得ます。 一方で、自分の視点や発想を周囲に伝え、生活者の行動や世の中そのものを変えていく仕事なので、考えを言語化することを苦手とする人は、ちょっと苦労するかもしれません。



  • この職業について未経験の人に説明するとしたら、どんなキャッチコピーをつけますか?

    世の中を”見立てる”プロフェッショナル


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