事業計画承認という年に一度のお祭り
私は当時、機械グループで海外の事業投資先の事業投資先管理をやっていました。
その仕事の一番の繁忙期は、年に一度社内で事業計画の承認を得ることでした。
今年度事業はどうだったのか
計画と比べてよかったのか悪かったのか
その理由は何か
来年以降どのように事業を成長させていくのか
そのために何が必要なのか…
投資先の過去と未来について、会社に承認してもらう仕事です。
事業の規模が大きくなればなるほど、社内での決裁者は上がり、決裁会...
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
私は当時、機械グループで海外の事業投資先の事業投資先管理をやっていました。
その仕事の一番の繁忙期は、年に一度社内で事業計画の承認を得ることでした。
今年度事業はどうだったのか
計画と比べてよかったのか悪かったのか
その理由は何か
来年以降どのように事業を成長させていくのか
そのために何が必要なのか…
投資先の過去と未来について、会社に承認してもらう仕事です。
事業の規模が大きくなればなるほど、社内での決裁者は上がり、決裁会...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
大きい会社あるあるかもしれませんが
上司同士が、直接は話さず自分を介してお互いの意見を主張するという状況が多々あり、よく悩んでいました。
金融系の事業投資先の担当をしていた際、
事業計画の作り方に疑問を持ち修正すべきだと主張する上司と、
現場のことは現場に任せてくれと主張する経理部出身の先輩に板挟まれた時は、結構長い間しんどい思いをしたことを、今でも強烈に覚えています。
1人ずつ聞くと、どちらの主張も正しく思えたため、
最初は両...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
私は当時日本ブランドの自動車を海外で売る仕事をしており、
日本の「優れた」製品をいかに海外に拡めるかという考え方に凝り固まってしまっていたので、本書の「新興国のニーズに合ったものを現地で作り、それを先進国に「逆」輸入する」という発想は当時の自分にはとても新しい考え方でした。
また、日本企業が海外で勝負していくためには、その発想が必要だと強く共感したことを覚えています。
「商社パーソン」は関わる業界は様々なので、業界毎に必読書は異な...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
当時、「調整役」に徹してしまっていた私に、上司がかけてくれた一言です。
石橋を叩いても渡らないと言われている会社では珍しく、失敗を恐れず挑戦を奨励してくれる上司でした。
「私はこう思うけど、XXさんはこういう考えのようで、◯◯さんもこう言ってるし、ん〜・・・」
と悩んでいた私に、
「お前が正しいと思うことをやれ。
お前がやったことの尻拭いくらい俺ができるから、安心しろ。」
と言ってくれました。
初歩的なことで大変恥ずかしいの...
最後に、この職業を一言で表すと?
商人!
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
自分のアウトプットが、クライアントに深い共感や発見などプラスの影響を与えることができた瞬間がもちろん嬉しいのですが、振り返ると、その瞬間は「自分が成長したと感じる瞬間」とほぼ一致していたと思います。
経営コンサルタントは常に成長することが求められるため、チャレンジし続ける必要があります。
リサーチに始まり、インタビューからの示唆出し(英語のときはさらに焦る…)、莫大なデータを用いたデータ分析、経営者へのプレゼンテーション。
「クライ...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
クライアントに求められているものが出せていないとわかっていながら、
解決策が見出せないと眠れないほどしんどくなります。
寝れたとしても、プロジェクトの内容が確実に夢に出て来ます。
クライアントは満足していない
マネージャーも苦しんでいる
チームが向かう方向に納得はできていないが、
かといって、その状況を打破する解決策を提示する力量がない
そもそも、マネージャーに求められているものすら満足に出せていない…
このしんどさ・悔しさは成...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
経営コンサルタントを目指す人というより、人間関係にもがいている方にお勧めの書籍です。
当時、マネージャーとの人間関係に悩み、
「何を求められているかわからない」
「うまくいかない」
「自分はなんて能力のない人間なんだ」
と、ネガテイブスパイラルに入っていた私に、
「完全に箱の中に入っているね!」と先輩コンサルタントが勧めてくれました。
対人関係がうまくいかないとき、
それは自分自身が「箱」に入ってしまっていることが原因かもしれま...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
『今、結論を出すとしたら結論は何なのかを常に考え、
「私はXXと考えます。なぜなら…」と即答できるようにしなさい』
と、メンター(指導係)にアドバイスされました。
その瞬間自分が導き出せる最善の結論を常に考えるべし、という教訓なのですが、
これはまさに情報が十分でない中、日々決断をくだしている経営者が常日頃行っていることであり、その経営者に助言・伴走する身であるコンサルタントには必須の心持ちであったのではないかと思います。
この...
最後に、この職業を一言で表すと?
会社・経営者の挑戦に対する 伴走者