ユーザーの心理を知り、ユーザーの心理に応えるものをつくる
いいものがつくれたとき。つくったものが狙いどおりの効果を出したとき。...
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
いいものがつくれたとき。つくったものが狙いどおりの効果を出したとき。...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
定性分析の途中。1,000を超える発話データを、ひたすら統合していく作業は、「常軌を逸した」レベルの根気のいる作業です。
UXデザインには「グラウンデッド・セオリー・アプローチ」という定性分析の手法があります。これは「地に足のついた科学的な手法」という意味でつけられた名前ですが、裏の意味として「地を這い、小石をひとつひとつ拾いあげるように、データをなめていく」ということだというエピソードがあります。
定性分析は、とにかく気が遠くなる...
ほどに地道な作業の積み重ねです。 しかし、それをやりとげたあとは、ユーザーの心理のすみずみまで、呼吸をするように、意識がいきとどくようになります。例えるなら、ゲームで最初からレベル99ではじめるような、最強の状態になれます。
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
ネットイヤーグループの 坂本 貴史さん(当時)が、「自分のなかに基準...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
執筆の裏話を、著者に直接にうかがったことがある。さすがユーザビリティの大家。執筆の途中で、なんと「この本自体のユーザビリティテスト」をしたという。
想定読者に、この本の草稿をわたして、「この本を読んで、じっさいにユーザビリティテストをしてみてください」という教示をし、あとは何の助言もせずに、ちゃんと実践できるか観察した。そうして、読者がつまづいたところを改稿していった。
この本は、読者がひとりきりで、ユーザービリティテストの実践まで...
たどりつけることを目指している。難解なUXデザインの本が多いなかで、現場にもっとも近い本であろう。