人と組織というセオリーがない世界だからこそ自由に思考できる、その思考プロセスそのもの。
マネジメントが取り組む経営課題は山ほどありますが、どんな経営課題もその解法が言語化できると、良くも悪くも課題解決が再現性を持ちます。
再現性を持つということは、同じやり方をすれば真似ができるようになり、つまりはコモディティ化して価値を失うことを意味します。
世に言うベストプラクティスと呼ばれるものや定石と呼ばれるものは、言い換えるとマクロでそこに収斂していくものであり、模倣可能なコモディティ。知らなければ負けますが、知っても勝てるも...
のではありません。 そんな企業活動の中で最も掴みどころがなく言語化しづらいのが、人の営みである企業文化であり組織だと感じます。つまり最もコモディティ化しにくい。 定石化できないことで、最後に残る企業の競争優位の源泉とは、人と組織に収斂していくものなのかもしれません。 その意味で、常にゼロベースで課題解決に取り組める人と組織の領域は、思考の自由度は無限。タフですがチャレンジングでとてもやりがいのある仕事です。