反響と成長
NewPicksの記者・編集者は、大体、みんな、何らかの専門領域を持っています。私の場合、雇用問題などが専門です。
その分野のニュースや傾向は、日頃から、アンテナを張っていますが、最新事情を追うだけではあまり意味がありません。
今、読者が知りたいことは、読者の心理状況を自分なりに想像します。そして、その想像と、現在のトピックを掛け算して企画を立てます。
例えば、新型コロナウイルスの感染拡大直後、読者の関心はコロナウイルスとは何か?...
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
NewPicksの記者・編集者は、大体、みんな、何らかの専門領域を持っています。私の場合、雇用問題などが専門です。
その分野のニュースや傾向は、日頃から、アンテナを張っていますが、最新事情を追うだけではあまり意味がありません。
今、読者が知りたいことは、読者の心理状況を自分なりに想像します。そして、その想像と、現在のトピックを掛け算して企画を立てます。
例えば、新型コロナウイルスの感染拡大直後、読者の関心はコロナウイルスとは何か?...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
上記の「仕事の面白み」の反対で、記事の反響がまるでなかった時です。
よくあるのが、自分の関心事をマニアックに取材し過ぎて、独りよがりな記事になっているケースです。
例えば、私は数年前はよく就活記事を書いていたのですが、採用直結インターンを政府が認めるかどうかが気になり、当時文科省の審議会にまで押しかけたりしました。
しかし、今となっては当たり前過ぎて、恥ずかしい限りなのですが、当の就活生の読者が求めていたのは、自分たちの年には関係...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
編集者、記者は正解のない問に挑む仕事です。したがって、善と悪、清と濁などを自分の価値観で決めつけず、多面的な視点から考察する能力が問われます。
そこへいくと本書は、多面的な視野を養うのに恰好の一冊と言えます。
故国を去っては異郷に住む”コスモポリタンズ”の日常に潜む悲哀、喜びなどを介して、人間という摩訶不思議なものに対する考察が進みます。
中でも、翻訳書は苦手…という日本人でも違和感なく読める短編があります。
モームは1920年...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
この職業(編集記者)の先輩ではなく、別の職種(営業〜企業顧問)の尊敬する方から聞いた教訓です。
仕事関係者にも、上司にも、メンバーにも、相手の求めることと自分の現在向かっている方向を絶えずすり合わせることだーーと。
反対に、あらゆるトラブルはここが乖離した時に現れる、と。
編集記者は読者が求める今欲しい情報を届けるのが使命です。そのためには、時には、取材対象者に多大な負担をかけたり、あるいは時に不利益をもたらすこともあり得ます。
...
最後に、この職業を一言で表すと?
根暗なミーハーが活躍できる稀有な仕事