森田 岳史

森田 岳史

株式会社ユーザベース・ 正社員

経歴



  • 現在
    法務株式会社ユーザベース正社員


  • 法務株式会社博報堂正社員


  • 現在
    弁護士馬場澤田法律事務所その他


  • 慶應義塾大学 法学部法律学科・博士課程修了

職業の経験談

  • 仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

    意思決定をして、結果に責任を持つ。

    法令の理解を前提に、自社とステークホルダーの利害を考慮の上意思決定をして、その結果について責任を負うこと。外部弁護士が「グレーである」との法解釈を示した案件について、ワーストケースやリターンを考えて、やるかやらないかを決めるのが企業内の法務の難しさであり、面白さです。安全な法解釈に従うことが必ずしも自社の意思決定の正しさにつながるわけではない中で、法令・文献・ロジックはもちろん、自分の経験と、時に直観を信じて選択を行い、それに至る道筋を...

    作って賛同者を集めていくことが必要になります。 また、プロジェクトでは、様々なバックグラウンド(ビジネス、会計、税務、ファイナンス等)を持つ仲間と知恵を出し合い、チームとして目標達成を目指します。その際の知的な刺激や連帯感も、社内の法務だからこその魅力です。



  • この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?

    悩みがずっと頭にこびりつく

    面白みと表裏一体の話ですが、意思決定が正しいか否かは意思決定の際には...

    残り57文字(全文91文字)

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  • 同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

    「現場に近いヤツの言葉を信じる。」

    ビジネスでは、現場に近い人が一番情報を持っていますが、法務を含むコーポレート部門に伝わってくる過程で言語化できない感覚、定性情報や人に関する情報は削ぎ落されます。その結果、魅力的な案件にもかかわらずリスク面だけが目立ち、逆にどうしようもない案件がローリスクハイリターンの優良案件に見えたりするものです(出張等で現場に行くと、そのような構造を体感することができます)。

    法務として仕事をしていると、「安全に見える案件」は進め、「リスクがあるよ...

    うに見える案件」は止めるという誘惑に駆られますが、そのような衝動と会社の利益は必ずしも一致しないことがあることを理解する必要があります。現場の言葉は、ひっかかるところがあってもまずは呑み込む自制心が、良い法務パーソンに必要な要素の一つではないかと思います。 なお、頭書は、一緒に仕事をしていた(法務ではなく)リスク管理チームの先輩に授かった言葉です。



  • 転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。

    『「投資家が「お金」よりも大切にしていること」』藤野英人

    法務に関する本ではないのですが…

    上司や相談者だけなく、顧客の視点、自社の投資家の視点、社会の視点を持つことで、法務の仕事は奥深くなり、各段に面白くなります。特に上場会社に身を置く法務パーソンにとって、投資家の視点を持つことは非常に大事です。私にそのきっかけを与えてくれた本書をレコメンドします。



  • この職業について未経験の人に説明するとしたら、どんなキャッチコピーをつけますか?

    ボランチ。バックラインと一体になってディフェンスし、チャンスの際には前線に飛び出して得点に絡む。球際の強さも重要。


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