メジャーリーグ級のテーマで、ホームランを打ったとき
世の中の誰もが興味・関心があり、かつジャーナリスティックにみても超トップイシューといえる“メジャーリーグ”級のテーマで、誰も書かなかった・書けなかった新事実や本質論を書くことができたとき。
つまり、最高に注目度の高いところでホームランを打つことができ、それが大きな反響となって広がっていったとき。
これに尽きると思います。
私が大学生の頃は、例えば消費者金融のグレーゾーン金利について、新聞が一面で「新たな事実」を報じることで、世の中...
が大きく動いて前進していくのを目の当たりにしました。そこからメディアの可能性を感じ取り、ジャーナリストを目指しました。 評論家になるのではなく、「新しい事実」を足で稼ぎ、「新しい視点」をジャーナルとして提供していくことこそが、この仕事の面白さであり、そうした職業を追求する集団としての「健全なメディア」が存在する社会こそが、成熟した世界だと信じています。