Yuki Miyake

Yuki Miyake

大阪で英語教師として働いています(再び働き始めます)。 【興味あること】 *英語学習の動機付け(研究と実践) *探求学習(実生活と教科・英語学習をどうリンクさせていくか) 今はバラバラな「ワーク」と「ライフ」を繋げられるようにしていきたい…。

経歴



  • University of Warwick Applied Linguistics・修士課程修了


  • 学校教員・教育関連講師大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎契約・嘱託社員

    仕事内容

    • 教職



  • 学校教員・教育関連講師学校法人 関西学院高等部その他

    仕事内容

    • 教職



  • 学校教員・教育関連講師学校法人 関西大倉学園正社員

    仕事内容

    • 教職



  • 神戸大学 国際文化学部・卒業

職業の経験談

  • 仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

    生徒と共に成長を実感できる

    自分の頑張りや成長が、生徒の目線や取り組み姿勢となって如実に反映されまます。


    教師として働きだした頃は、従来・伝統的な教え方で、授業でも通り一辺倒、一方向性で、自分の成長という点ではあまりありませんでした、

    そうすると、生徒たちもこちらに向ける意欲や目線も少なかったように思います。


    しかし、授業方法や関わり方、自分のスキルアップを心がけていくようになると、生徒たちの表情や取り組み姿勢も大きく変わっていきました。


    ★「先生、〇〇がし...

    たいんやけど、どうしたらええんかな?」 ★「うち、英語でこれ、書いてみたんやけど、合ってるかどうかアドバイス欲しいなぁ」 こんな声が耳に届くにつれ、自分ももっと成長しないといけない、もっと面白いことを知り、身につけようと感じます。また、時代の流行に敏感な生徒たちから日々刺激を受け、自分も「今、起こっていること」に関心を払うようになっています。



  • この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?

    チーム作り

    クラブ活動やサービス残業の多さなど、メディアが伝える「教師の大変さ」は多くの方が見聞きしていることだと思います。


    しかし、そうした中で報道されていないなと感じるのは、「チーム・教師」の在り方です。


    教師はその勤務体系上、授業やクラスを一人で担うことが多く、常に、ある教室「内」集団のトップとしての役割を担います。そして、教室「外」に出ても、そのマインドを持ち続ける傾向が非常に高いと思います。


    ゆえに、協力したり相談や弱みを言い合えた...

    りという、相互補完のチームが出来にくい状態です(いわゆる「船頭多くして船山に上る」状態です)。 その状態だと、教師間は「責任」で繋がってしまい、しまいには「誰々が悪い」という雰囲気になります。 逆に、チームとして上手く機能している学年団やクラブ顧問、教科は「情報開示」や「相談」、そして何よりも「笑顔」が多いなと感じます。 そうしたチームに所属していると、仕事を「量」から「質」として捉えることが出来るようになっていたなと思い返すことが出来ます。



  • 同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

    「待つ」ことが出来るファシリテーター

    何かの成長や達成には、必ず時間がかかります。


    日々の授業や取り組みの中では、持っている知識や見据えているゴールは教師サイドの方が大きくはっきりとしているが故に、進捗度合いによっては生徒たちが自分の思い通りに行っていないと勘違いしやすいです。


    例えば、英語のスピーチ原稿を作成している際には、ふざけているように見える生徒、一文字もペンが進まない生徒など、大人からしたら「今日は〇〇まで進めないと、時間的に間に合わないだろう…」と心配になり...

    ます。 その結果、注意したり補習したりという「介入行動」を取ってしまいます。 (そして、生徒はやる気を失ったり不貞腐れたり…) 我々大人にも経験があると思いますが、成長は階段式に上昇していくものだと考えています。ですので、「待つ」ことができる、「待つ」ことに意味を感じられる能力は必要であると思います。



  • 転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。

    『アドラー流 一瞬で心をひらく聴き方』岩井 俊憲

    「アドラー流 〇〇」や「アドラー心理学の〇〇」に関係する本は数多く出版されていますので、ご自身の興味関心にあった本を選ばれると良いと思います。


    それを前提として、こちらの本をお勧めする一番の理由は、「聴く」ことは教師にとって困難なことのひとつだと感じているからです。


    1)世間の抱く教師像は、「知識を伝える」「生徒を導く」といったように、【生徒たちに積極的に働きかける主体】ではないでしょうか。


    しかし、知識を得る場所が偏在化した今で...

    は、そうした知識を生徒たちがどう活用したいのかを丁寧に把握する必要があります。生徒たちの「道具としての知識」の運用方法を聴くことは、従来の教師像とは大きく違う点だと感じています。 2)生徒の相談に乗る機会も多くあります。 そうした場において、生徒たちは教師に何を求めているのでしょうか? こんなやりとりを耳にしました。 ある生徒が、担任の教師に「相談があります」と職員室に来ました。話し始めて数分は、担任の先生は邪魔を入れず、その生徒の話を聞いていたのですが、途中から、教師からの異様な多さの「うんうん」と言いながらのうなずき、そして「それは〇〇なんやないの?」という意見が出だしました。 これは「聴いている」のでしょうか? 「聴く」ことは、彼らの心理的な要求や不安を丁寧に把握することに繋がります。その基本的な技術を知ることが出来ます。



  • この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?

    変化と安定のはざま

    【向いている人】


    生徒たちがこれからの時代を生きていくにあたって、色々な技術や知識を見つけてもらう必要があります。

    英語・クリティカルシンキング・数理的思考・お金の知識や運用・・・など、枚挙にいとまがありません。


    そういう現実の中で、変化についていこうとする意欲や、受け入れる姿勢は必要です。


    しかし一方で、日々の授業や教育活動を支えるのは、「授業」や「学校生活」における、生徒たちにとっての【心理的安全性】です。


    よく見かけるのは...

    、勉強会に参加した先生方が、翌日の授業で、まったく違うカラーの授業展開をしたりアクティビティを入れることです。そして、往々にして、短期間・単発で終わってしまっています。 これは、生徒たちの「授業中にすることに、アジャストして、慣れて、使えるようになる」という成長を危ぶんでしまいます。 ですので、「変化を取り入れること」と「心理的安全性」のバランスを考えられる人は、教職に向いていると思います。 【向いていない人】 *上記の資質が無い人。 *生徒への愛情が無い人。 *トラブルや授業実践を、一人で乗り越えたり、やり遂げようとする人。



  • この職業について未経験の人に説明するとしたら、どんなキャッチコピーをつけますか?

    未来への人材育成の最前線


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