高瀬 豊

システム開発の現場では、ビジネスの課題をＩＴによって解決するために要件をシステム設計、そしてプログラムに落とし込み、度重なるテストを繰り返して形にしていきます。

途中に不具合や要件変更による後戻りもありながら、いくつもの壁を乗り越えていきます。

そのプロジェクトの陣頭指揮を執るのがプロジェクトマネージャーです。

駅伝で常勝する青山学園の原晋監督や、多数のプロ野球チームを優勝に導いた星野仙一監督などの名監督に見られるように監督の意思...

決定やチーム作りが勝敗を決定づけます。 システム開発プロジェクトも同様のことが言え、プロジェクトマネージャーが成否を握っているといっても過言ではありません。 自分自身では手を出さず、メンバーに成果を出してもらうことの難しさに悩むことも多々ありますが、リリースした後、大勢のお客様が自分たちが作ったシステムを利用し、今までできなかったことを解決し喜びの声を聞いたときに最もうれしさを感じます。

プロジェクトマネージャーには、IT知識はもちろん、交渉、調整、判断、スケジュール管理、モチベーションの管理、課題解決、トラブル対処など様々な力が必要です。

もちろん、最初からすべてのスキルを持ち合わせている人などいないのですが、プロジェクトマネージャーを経験するとこれらのスキルがまんべんなく付いていきます。

そうすると、副業をしようと思ったときに、できることがたくさんあります。

私は、副業ではありませんが、とある会社を経営している...

親戚からネットショップを立ち上げたいと相談され、企画から立ち上げ、構築まで1人で実施しました。 楽天市場での店舗開設のため、1から作ったわけではありませんが、ショップページの構成検討、デザイン決定、商品のマスタ構成、カテゴリ構成の決定、HTML(一部Javascript)でのページ作成をやりました。 これらは無償で行ったのですが、現在はネットショップを私の妻が運営をしており、安定した利益を上げています。 このように、プロジェクトマネージャーはスキルの宝庫のため、経験をしておくと、そのごのキャリアアップに有利だと思います。