カワカミ タクヤ

ユーザの満足度が上がった時、チームが健全な状態に保たれたときに達成感があります。

品質に悪影響を及ぼすことを考えると、チームのコミュニケーションロスや認識の齟齬、ケアレスミスなどのヒューマンエラーなど多種多様です。品質低下の原因を探り、品質改善するということが、この職業の面白さであり醍醐味だと感じています。お医者さんに例えるなら、病気が顕在化する前に問診で発見したり、根本原因を探るために生活習慣をチェックしたり、症状が現れてから対処法を...

考えたりすることがありますが、病気を不具合(バグ)に置き換えると、QAはソフトウェア開発におけるお医者さんの役割だと思います。

現場によっては品質課題はひとくくりにQAの責任として扱われるケースが見受けられます。品質は開発チーム全体の責任であって、全員で再発防止に取り組む姿勢が重要だと感じています。現職ではチームが一枚岩となり課題に向き合って解決に動き、品質保証の専門家としてQAにアドバイスを求められるような関係性になっているため、チームの仲間から救われることが多いです。

予言者でない限り誰しも今から行うことが正しいかを判断することはできないし、何がヒットするかも分からない。だからこそ素早く挑戦し失敗することが重要。次に挑戦するときは前回よりも失敗する確率が下がり、失敗を繰り返すことで徐々に最適解に近づけるのだ。

事業やサービスが成熟してくると周りの変化に鈍感になり、習慣を変えることが悪とされ変化を恐れて行動できなることはよくあることだ。このような茹でガエル状態の会社やチームに新たなカルチャーを根付かせるために、自ら越境して行動に移し、周りに行動変容を起こすまでのストーリーがリアルに刻まれている。更に、参考になるプラクティスが数多く紹介されているのが嬉しい。