チームが自走し、自分が不要と思えた瞬間
私は問題を解決する力は現場にあると考えています。
なぜならすべての価値は現場で創られており、すべての問題は現場で起こり、それを解決するために必要な鮮度の高い情報は現場にあるからです。
ゆえに、チームが自ら課題を発見し、解決方法を見つけ、すぐに行動を起こせることが、チームのパフォーマンスを最大発揮できる状態と考えています。
そしてマネージャーの役割は、チームが自走できる環境を整えることであり、自走できる状態になったら役割を終え、チー...
ムを去るときだと考えています。 自走できる環境が整うまでは、課題が何か一緒に考え、解決方法を提示し、行動を起こすために指示を出し、と関わりを深く持ちますが、チームが自走を始めると徐々に関わる頻度が減ってきます。 いままで呼ばれていたMTGに呼ばれなくなり、チームがやることに口をはさむ余地がなくなり、スケジュールがスカスカになって「何のためにいるのかわからない」と感じるときが、マネージャー冥利に尽きる瞬間です。その状態に留まらないよう後任に委ね、次の役割を考えるときもワクワクします。 純粋に楽しいのは簡単なものでもコードを書いているときです。時間があっという間に過ぎます。