将来への希望しかない職業
「未来に向かって新しい取り組みを構想している時」に、最も楽しいという気持ちを感じます。
将来の世の中がどうなっていくのか、人々の価値観や行動がどう変わっていくのか、そして自分たちの組織がそれらの変化のもとで世の中や人々にどのようなインパクトをもたらすことができるのか。そんなことを常日頃考えています。
そうしたことを考え、形にしていくプロセスを突き詰めていくと「希望しかない状態」が現れてきます。様々な物事がくっきり見え始め、取り組むべ...
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
「未来に向かって新しい取り組みを構想している時」に、最も楽しいという気持ちを感じます。
将来の世の中がどうなっていくのか、人々の価値観や行動がどう変わっていくのか、そして自分たちの組織がそれらの変化のもとで世の中や人々にどのようなインパクトをもたらすことができるのか。そんなことを常日頃考えています。
そうしたことを考え、形にしていくプロセスを突き詰めていくと「希望しかない状態」が現れてきます。様々な物事がくっきり見え始め、取り組むべ...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
「思うように進まない構想と現実の狭間で匍匐前進のようににじり進んでいる時」に、しんどさを感じるかもしれません。
文字通りの意味で「眠れないほどしんどい」という意味でいうと、セキュリティインシデント対応のように、心理的な意味でも物理的な意味においてもそういうことがこれまでにも何度かありました。
そうしたことは、この仕事をやっていく以上は、(もちろんそんなことがないように最大限の尽力をすることを前提にした上で)避けて通れないことであろう...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
CTOを目指す人には、ケヴィン・ケリーの『テクニウム』(みすず書房)をお薦めしたいと思います。
この本は、WIRED誌の初代編集長をつとめ、テクノロジー業界に古くから関わってきたケヴィン・ケリーによる著書です。この本の主張(のひとつ)をひとことでまとめると、テクノロジーには自律性があり、それそのものの目的に従って進化し続けるということです。
電話を発明したのはグラハム・ベルとされていますが、実は彼と同日に特許を出願したイライシャ・グ...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
「CTOとは、エンジニアの代表ではなく自らのビジョンに基づいて意志決定する役割である」ということです(同業の先輩からの教えではありませんが)。
わたくしがCTOになってしばらくした後、経営メンバーに対して提案を行う機会がありました。エンジニアたちの声を集め意見を取りまとめた上で、ある施策の提案を行ったのです。その内容を聴いて社長がひとこといいました。「そのことについてのあなたのビジョンはなんなのですか?」と。
つまり、CTOというの...
最後に、この職業を一言で表すと?
組織のビジョン実現およびミッション遂行の結果を最大化するために、テクノロジーを経営活動に取り込む責任者。