仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか？
マーケターにとって最も重要な資質はストーリーを創造する力だと思っています。合理的、効率的に進めるための理論や知識は必要ですが、人の感情を動かすためのストーリーを構築することこそがマーケティングの本質です。
自分自身の描いたことを世の中に広く形として表現し、さらに数値として目に見える形でフィードバックが起こることが、この仕事のもっとも面白いところだと思います。
マーケティング効果は掛け算の要素が強いため、ポジティブな反応が得られた際の...
数値的リターンに対する影響力が非常に大きいです。そのレバレッジが効いた際には得も言えぬ達成感があります。
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか？
マーケティング活動に対して必ずしもポジティブな反応ばかりではなく、時にはネガティブな反応が発生することもあります。これはしんどくはあっても悪くはないのですが、何の反応もない時は最もしんどく、悪い状況です。なかったことにしたい、逃げたいと思います。
反応がないということは時間をかけて行ってきたこと全てが無意味だったということです。何が悪かったのかを定性、定量いずれでも判断することも難しくなります。そのため、振り返りすら仮説になり、結果だ...
けでなくロジックとしても厳しい報告内容を社内にあげることになります。同じ轍を踏まないためとはいえ、そういうときはしんどいですね。
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか？
役員の上司に言われた言葉です。
ある程度、仕事が出来るようになるととにかく仕事の量が増えてきます。そうなると、タスクを“こなす”ようになります。
マーケターの先には顧客がおり、顧客はこなしていることを敏感に感じますので、前と同じようにやっているのに何故か反応が悪くなっていきます。
私も仕事が増え、タスクとしてこなしていた結果として、その状況に陥ったことがあります。そんな時に細かいポイントの指摘とともにいただいたのが上記の言葉です。
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仕事が増えてきた時、自らが成長した時こそ、細部まで気を配ってより良いものに仕上げていくことで、その先の自身の成長と顧客の想像を超えたアウトプットを提供できるようになります。
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか？理由と合わせて教えてください。
定番ではありますが、マーケティングパーソン何人かに聞いたら、入門書として必ずお進めに挙がる書籍かとおもいます。
私が本書籍を初めて読んだのは、社会人になってある程度歴を積んでからとなりますが、体系的に経験を整理し、以降合理的に判断を下す指標として非常に役立ったことを覚えています。
テクノロジーの変化とともにマーケターが網羅すべきチャネル、手段は日々多様化されていますが、マーケティングにおいて重要なポイントを体系立てて押さえておくことは...
非常に重要です。どれだけ手段に対する知識や経験を持っていたとしても、体系的に組み立てられないとプランニングとして機能させることはできないからです。 本書籍はマーケティングの基本を実例踏まえて体系的に学ぶことができますし、ある程度経験を積んでから読み直すと、体系を経験と合わせて新たな発見を得ることが出来るはずですので、自らの経験を踏まえ、お勧めさせていただきます。
