事業としての結果を出して、メンバーに還元されるとき
COOの役割は掲げたゴールをしっかり実現することに尽きると思っていますが、その過程では色々な苦悩があります。それをやり遂げた結果、ついてきてくれたメンバーに報いることができる瞬間(報酬でも経験でも)が一番楽しい、というよりホッとできる瞬間です。
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
COOの役割は掲げたゴールをしっかり実現することに尽きると思っていますが、その過程では色々な苦悩があります。それをやり遂げた結果、ついてきてくれたメンバーに報いることができる瞬間(報酬でも経験でも)が一番楽しい、というよりホッとできる瞬間です。
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
COOは事業上の課題はもちろん、人の問題、お金の問題、対社外とのトラブルなど幅広い領域の問題解決が求められます。実際、この仕事をしている中で全く何も問題のない状態はほとんど存在せず、常に何かしらの重要な問題に直面しています。その中、本当の意味で心から休まる瞬間というのはなく、休んでいる時も頭の片隅には事業のことがよぎります。
だからこそ重要なことは、どんな大きな問題があっても心が揺れ動かさず、疲れた時は全てを忘れて眠るというマインドコ...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
社会人生活の最初の上司になるユーザベースの創業社長の新野さんに学生時代に紹介してもらった本になります。
経営全般の執行責任を負うこのポジションは(自分にとって)初めての課題に直面するシーンが多々あります。その時に常に理想の状態を定義し、0ベースで解決策を考えることを思い出させてくれるのが、社員のコントロールをやめるという意思決定をした、ブラジルのセムラー社の経営スタイルを紹介しているこの本になります。
この本を読むと、経営に答えはな...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
これは一緒に経営しているユーザベース の創業社長の梅田さんから言われたアドバイスになります。
COOというポジションは事業の最前線で実績をあげ、周りからの一定の信頼を集めた状態で就任することも多いと思います。
ただそういうバックグラウンドがある人ほど、それまでの強みが現場力であることが往々にしてあります。
但し、経営全体を管轄する中では、現場のメンバーにとっては不合理でも経営にとって重要な意思決定が存在します。
その時に現場力のある...
最後に、この職業を一言で表すと?
全てを差し置いて、事業の結果にコミットする職業