仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
もともとソフトウェアエンジニアだった自分ですが、その後プログラミング講師を通じた高校のプログラミング教育の設計を行い、現在はN高等学校というネットを駆使した未来の学校の副校長を務めています。
常に新しい技術的なチャレンジをしながら未来の学校を模索していくことは非常にやりがいがあることかなと思っています。
特に楽しいのは、新しい技術を教育に応用し、チームで試行錯誤し、また生徒の反応を見ながらそれを改善していくことかなと思います。またその成...
果が実り、生徒が楽しそうに学んだり成長を実感できる仕組みや体制、学園文化が作れたときには非常に嬉しいと感じます。
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
学校という業務は、文部科学省が定める時期的なものに縛られているためどうしても年度終わりや年度初めに業務負荷が集中しやすく、毎回卒業生や進級生のための様々な事務処理やトラブルへの対処が年度末は忙しくなり、また、年度初めも新しい仕組みを取り入れるなどした際に非常に忙しくなりがちです。
逆に言うと閑散期もあり、夏休みの間などは生徒たちに対するオペレーションもないですし、また、その他の事務処理作業などもない状況になっていますのでこの間に教職員は...
長期休暇を取ったり、業務改善を行ったりをしています。
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
自身がエンジニアとして組織を運営していく中で培っていくノウハウがここに集約されていると思います。現在は学校運営に携わる立場ではありますが 、この本で大切にされているHRT(ハート)を大切にするという考え方は、学校運営の教職員の運営の基本として考えるべきかなと考えています。具体的にどういうものかというと
・謙虚(Humility)
・尊敬(Respect)
・信頼(Trust)
これらを大切にし、オープンなコミュニケーションを重要視すると...
いうものです。学校組織はよく教師の中ですべての情報がクローズになりがちと言われていますが、ITを駆使する学園に置いてはこれらを重要視し、オープンなコミュニケーションを前提とした素早いITを駆使したコミュニケーションを大切にしています。
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
もともと自分自身は、教育素人としてソフトウェアエンジニアとしてこの教育に入りました。生徒とのコミュニケーションをどうすべきかというものについてはもともと塾講師をされていた諸先輩方や学校運営をされてきた諸先輩方にたくさんのアドバイスをもらいました。
特に、特定の生徒にだけえこひいきになってしまわないようにしなくてはならない点や、生徒との適切なコミュニケーションについてはとても教訓になることが多かったです。