文章を書いているとき。あと、自分の書いた文章を読んで「俺って天才かも」とうっかり思えてしまうとき。
とにかく文章を書くというプロセス自体が楽しいです。もちろん気乗りしな...
2016年、コピーライターとしてエン・ジャパンに新卒入社。求人広告の制作や後輩育成を経験したのち、2019年4月よりブランド企画室に異動。インハウスのコピーライターとして、自社の企業サイトやサービスサイト、パンフレットなど様々なライティングを担当しています。広告宣伝担当として、TVCM・交通広告などのマス広告の進行も。
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
とにかく文章を書くというプロセス自体が楽しいです。もちろん気乗りしな...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
サクサクサラサラと、いい感じの機能するコピーが量産できるような、器用...
この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?
言葉って、本当にままならないものだなと思います。文法を無視して好き勝手できないし。読む人のことを考えて書かないと全然伝わらないし。普通に書くと、普通の言葉しか出てこなくてクソつまんないし。だからそう簡単に、良いものが出来上がるものではない。だから、良い書き手になるためには、何よりも粘り強さが必要だと思います。
まず、書く前に考える。依頼主が伝えたいこと。現状の課題感。伝えたい相手はどんな人か。何を知っていて、何を考えていて、どんな言葉...
に喜び、どんな言葉を嫌がるか。どんなシチュエーションでこの言葉・文章に接触するのか。それなら、どんな口調で、どんな内容を、どんな構成で伝えるのが良いのか……。 その上で、書きながら考える。書いてからも、考える。読み返して、引っかかるところはないか。論理は飛躍していないか。読み手に嬉しい言葉遣いになっているか。書き手のエゴが出すぎていないか。余分な言葉は削ぎ落とされているか。もちろん、誤字・脱字・衍字(えんじ=余分な文字が入るミスのこと)は絶対NG。書いてから、できれば一晩寝かせて、フラットな目でチェックする。信頼できる人に見てもらう。そうやって、何度も書き直す。 短いコピーでも、長文でも、そのプロセスは変わらないと思います。特に長文は、技量がモロに出る気がする。ひょっこり良いフレーズがひとつふたつ浮かぶことはあるけど、それだけでは「一定の長さのあるテキスト」をクオリティ高く仕上げることはできない。ちゃんとした長文を書けないと、プロを名乗れない気がするので、そのスキルは粘り強く伸ばしていかないといけないのかなと思っています。そういう地味なところを頑張れない人は、結局、短いコピーも含めて、あんまり上手くなれないんじゃないだろうか(自分もそんなに上手くないかもしれないけど……)。
この仕事を目指した理由や目的は何でしたか?
内気でした(今も)。人の目を見て話せない。スタバとかサブウェイで注文...
この仕事をし始めてから、よく使う(聞く)ようになった「業界用語」や「専門用語」を、一つ挙げるとしたら?使うシチュエーションと合わせて、意味を教えてください。
段落の最終行が、こんな風に一文字だけこぼれ落ちるこ
と。
見つけるとどうにか文字数を調整して収めたい衝動に駆られます。美しくないから。
求人広告の制作をしていた頃からずっと、文章の中身だけでなく「見た目」も大事だと教わってきました。読みやすさに影響するし、見た目が整っていると「きちんと手がかかっている感じ」が出る。文章は、ある意味では「誰にでも書ける・誰もが作れる」ものだけど、プロとしての品質はこういう細部に出ると思います。
ライ...
ターだからといって、デザインに無頓着ではいけない。文字落ちは、特に紙メディアでは気になります。動画とか、PDF資料とか、プレゼンのスライドとかも気になる。ただ、スマホでは正直そんなに気にならないかもしれません(レスポンシブだと横幅が様々なので)。。そういう意味ではちょっと前時代的な感覚なのかな……。