出迎えてもらえる喜び
現在私は訪問看護師をしています。
文字通り、利用者さんのお宅に出向いて行き訪問をする看護師です。
仕事の中でもっとも喜びに近い感覚を持つのは、毎回の訪問時に利用者が出迎えてくれる瞬間です。
出迎えられるということは、前回から今回までの訪問の間に命に関わる異常がなかったことの証拠であり、「無事に生きていてくれた」ということに安堵するからです。
また家にあげてもらえるだけの信頼関係ができている証拠でもあります。
そして、出迎えてもらった...
瞬間から、利用者さんの小さな変化も見逃さない様に観察が始まり、また次回訪問時に無事に顔を合わせることができるように、必要な処置をしていきます。 この繰り返しが医療の支援が必要でありながらも、家で生活している人の支えに私自身がなっているということなのだと思っています。