研究者出身だからこその事業開発の面白さ
新市場や異業界に対する企画や提案が受け入れられ、その世界に一歩だけでも入り込めたと実感できた時。
新規事業の場合、その市場において、自身が「挑戦者である」というポジションを築くことが出来ない限り、事業企画のスタートすらできない。自社が、伝統ある市場で実績を積んできている場合は、その成功経験と実績が強すぎるが故に、それ以外の市場において、他者や顧客、ユーザーからは、新規市場の参加者として見なされない事が多く、また、社内においては既存事業...
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
新市場や異業界に対する企画や提案が受け入れられ、その世界に一歩だけでも入り込めたと実感できた時。
新規事業の場合、その市場において、自身が「挑戦者である」というポジションを築くことが出来ない限り、事業企画のスタートすらできない。自社が、伝統ある市場で実績を積んできている場合は、その成功経験と実績が強すぎるが故に、それ以外の市場において、他者や顧客、ユーザーからは、新規市場の参加者として見なされない事が多く、また、社内においては既存事業...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
自分の言葉の主語が、顧客やユーザーでも、パートナーの誰でもなく、社内の誰かになってしまうことが続く時。
新規事業の場合、自社の過去の成功を起因とする各種の慣性力に抗いながら、時にはそれをうまく利用しながらそれを振りほどいて、想定顧客やユーザー、社会やパートナーとの接点を持てるようにしなければならない。
また、事業開発が進む段階になると、社内の“自称仲間”が増殖し始めて、投資家でもコミットのあるメンバーでも、メンターでもアドバイザーで...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
Airbnbの創業者3名の創業ストーリーを読んで、彼らと同じように「本当に自分も起業や事業創造をしたいかどうか」「ウイルス感染症時代を起業や事業創造のチャンスと捉えるかどうか」「自分の自信と決意を信じて不可能だと言われる大胆なアイデアを実現したいかどうか」を判断できると思うから。
起業も事業の経験もないメンバーが、バカにされ続けながら資金の枯渇に怯え、アイデア自体が平凡かつ突飛な事業案からスタートして、現在のAirbnbを築いているこ...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
「生きる」・「働く」における確固たる哲学とビジョンを持った上で、多重人格者となり、他者との関係性を築く中で、それらの人格間の“あいだ”を大切にすること。
新しい顧客や市場を作ることを目的とした事業開発にあたり、初期のニッチを正に死に物狂いで自ら作り出さなければならない。
その際に、自ら作り上げるべくエコシステムの各アクターとの相互作用や価値交換を重ねることが必要となる。それぞれのアクターのコンテキストとミッション及びビジョン、そして...
最後に、この職業を一言で表すと?
可能性を次世代に引き継ぎながら、自分がなぜこの世に生まれてきたかを知る仕事