クライアントの「目の色が変わる」とき。
クライアントはコンサルタントに発注しているとはいえ、クライアント社内ではプロジェクトへの温度感がばらばらの場合がほとんどです。新しいことをやるなんて面倒くさい、情報だけ得て提言は受け流せばよい、そもそもコンサルタントがいけ好かない・・・。明確に言葉にはされなくとも、クライアント社内にこのような雰囲気があるのは普通のことです。
そのようなとき、誰か一人でも「目の色を変える」ことができれば、変革が達成される確率は大幅に上がります。その最初...
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
クライアントはコンサルタントに発注しているとはいえ、クライアント社内ではプロジェクトへの温度感がばらばらの場合がほとんどです。新しいことをやるなんて面倒くさい、情報だけ得て提言は受け流せばよい、そもそもコンサルタントがいけ好かない・・・。明確に言葉にはされなくとも、クライアント社内にこのような雰囲気があるのは普通のことです。
そのようなとき、誰か一人でも「目の色を変える」ことができれば、変革が達成される確率は大幅に上がります。その最初...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
「眠れない」という意味では、クライアントのことを懸命に考えているとクライアントが夢に出てきたり作業をしている夢を見たりするので、だいたいよく眠れません。
大事なプレゼンテーションの前にはクライアントにうまく伝わらない悪夢を見ますし、議論しても議論しても結論が出ないミーティングの夢を見て寝汗でびっしょりになることもあります。
ですが、これらは「苦労」「しんどい」というよりは、コンサルタントとしては普通という感覚です。
まず、そもそも...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
「考える」ということの本質を中学生でもわかる平易な言葉で説いた本。
ロジカルシンキングが一般化し、コンサルタントも「問いを与える」のではなく「問題解決の手段」になりつつある中で、「考える」ことのプロフェッショナルでありたいすべての人にお勧めします。
著者は「論理は考えないためにある」と断言します。論理とは、ある前提から意味を取り出すルールのことであり、同じ前提に立てば結論は同じになるはずです。それは「考える」とは言いません。
では...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
これは本来、社会人としての成長過程について述べた言葉らしいのですが、コンサルタントの基本だと教えられ、今も大切にしています。
「アリ」とは、事実を細かく・五感を駆使して観察すること。虫眼鏡でみるように、細かい・都合の悪い事実も見逃すことなく認識する。同時に、パソコンで調べるだけでなく、現場に足を運び、事実を「感じ取る」。効率的に済ませようなどという精神では、新しい事実を発見することはできません(もちろん無駄な動作は効率化した上での話...
最後に、この職業を一言で表すと?
医者1/3、学者1/3、芸者1/3