「刺さる企画」の仮説が、確信に変わる瞬間
刺さる企画を考えるとは、すなわち「読者にどんな驚きを提供するか?」「読み終わった時にどんな価値を提供できるか」を考えること。
シンプルに、人の感情に訴えるものや、悩みを解消するものがこうやれば提供できる!と考えるプロセスは楽しい。
例えば以前、ソフトウェアエンジニア向けのWebメディアを立ち上げた時は、他のIT系ニュースメディアとどうすれば差別化できるのか? と悩んでいた。
SNSを通じて個人が情報発信できる時代に、ニュースの速報...
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
刺さる企画を考えるとは、すなわち「読者にどんな驚きを提供するか?」「読み終わった時にどんな価値を提供できるか」を考えること。
シンプルに、人の感情に訴えるものや、悩みを解消するものがこうやれば提供できる!と考えるプロセスは楽しい。
例えば以前、ソフトウェアエンジニア向けのWebメディアを立ち上げた時は、他のIT系ニュースメディアとどうすれば差別化できるのか? と悩んでいた。
SNSを通じて個人が情報発信できる時代に、ニュースの速報...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
基本的に、「誰も考えていない斬新な企画」というのは過去を含めてほとんどない。そんな中で、どんな「切り口」を設定したら読者の関心を引くことができるか考える作業は結構しんどい。
また、取材で有益な情報をたくさん得た時ほど、
・どんなタイトルで
・どんな形に編集して
・どう伝えると読者が満足するのか
...を考えなければならない。時には「削る」ことでより良い編集になることもあるので、文章を書いたり編集したりしながら、どう料理するかを考え...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
編集についての本ではないが、本書に書いてある「創って、作って、売る」のサイクルを回すのが商売の基本という一文は、編集者こそ学ぶべき話だと感じている。
編集者の仕事では、企画を考え、記事や図版を作成するなど、「作る」ことがベースになるのは間違いない。しかし、クラフトマンとしての旬はそんなに長くない。かつ、これだけメディアのあり方が変わっている中、生涯、価値あるものを「作る人」でい続けるのは、一部の天才的な編集者だけだと思う。
そのため...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
まだ駆け出しの編集者だった頃、編集部の企画会議で全く意見が通らず、悩んでいた時に教わった一言。
企画を立てるためのインプットを増やした上で、編集部内でプレゼンする時は「最低3人以上、異なる立場の人が言っていたという裏付けを示せ」とアドバイスされ、実践したところ、上司や先輩の反応がガラリと変わった。
コンテンツ企画の方法論はたくさんあり、その良し悪しは最終的に主観のぶつけ合いになる。しかし、上記したやり方なら、「単なる主観ではなく、情...
最後に、この職業を一言で表すと?
人の知的好奇心を満たすために、情報の「読み解き方」を示す仕事