グラフィックによって、変化を生み出せること
グラフィックデザイナーは、情報の演出家であり翻訳家です。
活字のままでは、興味がひかれなかったり、理解が難しかったりすることを、グラフィックにすることで、感情を揺さぶったり、わかりやすくすることができます。
グラフィックデザインの役目は主に2つ。
・「認知」のためのデザイン
見た目の印象を作る表現。色やカタチなどを装飾することで、人間の感情を揺さぶる
・「理解」のためのデザイン
読みやすさ、わかりやすさの表現。情報を整理し、図解...
情報の地図をつくる仕事
なんだかんだ言って、自由で楽しい。
コンテンツと読者の間の触媒
グラフィックデザイナーとは、印刷物や広告、メディア、Webサイトなどのビジュアルを構想・作成する仕事。制作物を見る人に対して、どのように訴求するかを考え、コンセプトを決めた上で紙面・画面をデザインする。写真、イラスト、アニメーションなど、様々な素材を駆使して効果的なビジュアルを作成する。
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
グラフィックデザイナーは、情報の演出家であり翻訳家です。
活字のままでは、興味がひかれなかったり、理解が難しかったりすることを、グラフィックにすることで、感情を揺さぶったり、わかりやすくすることができます。
グラフィックデザインの役目は主に2つ。
・「認知」のためのデザイン
見た目の印象を作る表現。色やカタチなどを装飾することで、人間の感情を揺さぶる
・「理解」のためのデザイン
読みやすさ、わかりやすさの表現。情報を整理し、図解...
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
【コミュニケーションが難しい案件】
デザインに至るまでのコミュニケーションも仕事の一環ですが、そこに気力を割かなければいけない時は「早く本題に集中したいな」と感じます。
特にグラフィックデザイナーの職能があまり理解されていない時は、「とりあえず他の案が見たい」「すぐに修正できるだろう」と、軽い感覚で依頼されることがあります。そんな時はどなたかのインタビューで読んだ「『家を建てるときに、実際に住んでみないとわからないからとりあえず建ててみ...
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
IBMのロゴを作ったことで知られる、20世紀を代表するグラフィックデザイナー、ポール・ランドの仕事がまとめられた一冊。
“
グラフィックデザインの本質は視覚的関係性である。
無関係なニーズやアイデア、言葉、絵のかたまりに意味を与えるのだ。
素材を選び、組み合わせるーーそして面白くするーーのが
デザイナーの仕事だ
”
(ジョン・カウウェンホーブン)
ポール・ランドの仕事はどれもシンプル。ほとんどが、ワンメッセージとワンビジュアルだけ...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
「デザイナーのクレジットはその仕事に対しての責任を表すもの。だから安易に喜んだりせず心して名前を載せなさい」
大学時代のデザインの授業での教授の言葉です。
仕事を始める前の話ですが、卒業して何年経っても未だに覚えています。
雑誌や書籍などでは大抵クレジットにデザイナーの名前が載っており、広告でも年鑑などにスタッフのクレジットが書いてあります。
もちろん名前が載ることで実績や新たな仕事につながることもありますし、初めて自分の名前が雑誌...
最後に、この職業を一言で表すと?
なんだかんだ言って、自由で楽しい。
情報や商品・サービスの特徴を分かりやすく伝えるため、様々な手法を用いて「表現」をする仕事になるため、自分ならではの価値基準を持つことが何より大切になります。
その一方で、一緒に制作物を作成している関係者が伝えたいことを理解するためのコミュニケーション力も欠かせません。寄せられた経験談を見ても、「情報の演出家であり翻訳家」という言葉があるように、チームでモノづくりをする動きを重要視する人は少なくありません。
デザイナーとして表現を追求する動きと、様々な意見を受けながら形にしていくこと。この2つのバランスを取りながら、「届けたい人」に刺さるやり方を導くという点に、やりがいを感じるようです。