クリエイティブ・アートディレクター経験者が語る仕事内容・年収・将来性

4人のロールモデル
16件の経験談

質問クリエイティブ・アートディレクターの仕事を一言で表すと

クリエイティブ・アートディレクターとは?

クリエイティブ・アートディレクターの仕事内容

クリエイティブ・アートディレクターとは、広告やグラフィックデザインの制作で全体統括を行う仕事。一般的には、広告代理店でクライアントと制作現場の間に立ち、各種クリエイティブの方向性や完成物の品質管理、制作過程の進捗管理を担当する。

それゆえ、コミュニケーションを取る相手はクライアントやプロジェクトオーナー、プランナー、デザイナー、コピーライターなどと幅広い。近年は広告制作のみならず、Webサイトや動画制作、イベント企画などでも求められるようになっている。

クリエイティブ・アートディレクターの将来性

フューチャーワーク指数すべての職業の平均
4.34.3
5人が回答
未来実感
4.24.3
貢献実感
4.44.4
自立実感
4.44.1

クリエイティブ・アートディレクターの平均年収

20代
- 万円
30代
816万円
40代
- 万円
JobPicks回答者調べ

クリエイティブ・アートディレクターになるには

クリエイティブ・アートディレクターのキャリアパス(前職・転職先)

  1. 1.
    クリエイティブ・アートディレクター
    6人(60%)
  2. 1人(10%)
  3. 1人(10%)

クリエイティブ・アートディレクターの経験談を読む

クリエイティブ・アートディレクターの経験談の中から、一部を抜粋して紹介しています。

  • 仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

    • 阿部 晶人
      現職者阿部 晶人
      経験: 25年
      株式会社カヤック

      ひらめいた時と、その発想が現実となり、それによって生まれた沢山の笑顔を見た時です。

      基本的に広告は、欲しくもない商品を見たくもない広告を見せて欲しい気にさせる という仕事なのですが、これが面白い。最初は欲しくなかった商品が、コミュニケーションアイデアによっていつの間にか買わずにはいられなくなっていく。人の気持ちをうまくすくって行動まで変えるのがぼくらの仕事です。


      しかしアイデアはそんな簡単には出てこない。仲間と一緒に延々と打ち合わせしたり、時には静まり返ったオフィスに一人残って悩み続ける日々。行き詰まったらぶらっと外...

      にでも出て、街を行き交う人の仕草や言葉に聞き耳を立てたり、電車に乗って中吊り広告の見出しを読んでみたり。コーヒー飲んだり。ここで粘れない人は向いていないです。 「おお、もしかしてこれはいけるのでは?」というアイデアは輝きが最初から違うのでだいたいわかります。超劣勢のオセロに1つ置いて全部がめくれていくようなそんな感覚。さて、今度は出たアイデアの原石を磨いて磨いて綺麗なダイヤモンドにしていく訳です。コピー、デザイン、テクニカルなど、いろんな特殊能力を持った仲間たちとね。お互いに良い物を作りたい意思があれば意見のぶつかり合いなども起きたりします。良い喧嘩です。会社内だけでなく、依頼主の会社の方とも一緒になって、その原石を囲んでかごめかごめで磨いていく感じ。 でもって、出来上がったものをお披露目する日がやって来る訳です。どれだけシミューレションしても、結果は実際蓋を開けてみなければわからない。みんなの胃がキリキリ痛むのはこのタイミングです。広告事例とはちょっと違いますが「うんこミュージアム」の時もやっぱりそうだった。不安過ぎて誰彼構わず怒鳴り散らしていた人もいた。げっそり痩せた人もいた。でも悩んでも仕方ない。やることは全部やった。娘を嫁に出すような気持ちで磨きあげたダイヤを送り出すのです。 いよいよ期待と不安が入り混じる公開初日。顔を手で隠して指の隙間から覗くような感覚で反応を見る。思ったほど反応がなかったらちょっとガッカリ。その原因を探って次に活かす。逆に想像以上の反応があれば物陰でこっそりほくそ笑む。「うんこミュージアム」では会場前に大行列ができていてほっと胸をなでおろした思い出があります。また館内で子供からおばあさんまでが大声で「うんこー!」って大声で叫んだり爆笑しているのを見てそれまでの苦労が報われました。舞台裏でスタッフやクライアントの仲間たちと小さくガッツポーズ。 広告の企画ではこうした体験を比較的短いサイクルで1年に何度も体験することになります。成功もあれば失敗もある。ひとときの休息を経て、また新しい商品のために頭をひねる毎日。大変だけど面白い。その原動力はアイデアが見つかった時の圧倒的快感と、成功したときの皆(スタッフ、クライアント、世の中)の笑顔なのです。


    やりがいをもっと読む (3)

  • この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?

    • 飯田 真吾
      経験者飯田 真吾
      経験: 10年
      合同会社DMM.com

      「締め切り」が生む重圧と、「制限」によって生まれるクリエイティビティ。

      大きな、誰かの「課題」を、自分ごと化して、締め切りまでに「暫定解」として提示しなければいけないこと。そのプレッシャーは大きい。当人たちよりも、自分ごと化する「憑依力」が求められるし、必ずアウトプットまで持っていかなければいけないという大きなプレッシャーがある。それも締め切りという時限付き

      で。その制限が生むクリエイティビティも大きいが、その生みの苦しみがとてつもなく大きいこともまた確か。


    苦労をもっと読む (2)

  • 同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

    • 飯田 真吾
      経験者飯田 真吾
      経験: 10年
      合同会社DMM.com

      推し量る力、冷徹なまでの予測力、本質を見抜く力。

      「推し量る力」とは、相手の気持ちや周囲の状況を、表現されていない情報からも読み取る力。そして推し量った結果を、決して悪用せず、状況を分析することのみに活用すること。「冷徹なまでの予測力」とは、状況分析に基づき、その時の社会・政治的情勢を鑑みて、期待値を捨てたネガティブコントロールでのリスクも想定した上で、進む方向を決めること。「本質を見抜く力」は、その上で「この課題を解決すれば、全てがうまく行く」というボトルネックにいち早くアプローチし...

      、集団の成功可能性・再現性を限りなく高めていくこと。チームを導く上で、重要なことだと学んできた。


    この職業のプロになるにはをもっと読む (2)

  • 転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。

    • 木本 梨絵
      現職者木本 梨絵
      経験: 9年
      株式会社HARKEN

      『ひらめきスイッチ大全』知的創造研究会

      偶発的なアイデアや思考に出会う為の、超絶簡単な手引き。


      クリエイティブディレクターに必要なことの一つに、アイデアを考える上での「子供のような自由な発想」と「客観的でリアルな視点」の反復横跳びがあると思います。ただ、仕事に慣れていないと、どうしても真面目に現実的に考えてしまう人が多い。


      ひらめきスイッチ大全は、前から順番にページをめくる本ではなく、ランダムに開いたページを見ることで、思わぬアイデアや思考法に対峙することができる本。


      ...

      この本をデスクに置いて、息抜きがわりにたまに開くと、凝り固まった視界が開けることがあると思います。まだ仕事に慣れない新卒時代の私が何度も救われたことのある本です。


    未経験者へのおすすめ本をもっと読む (3)

  • 現在している副業・兼業の内容について、なるべく具体的に教えてください。

    • 木本 梨絵
      現職者木本 梨絵
      経験: 9年
      株式会社HARKEN

      日本草木研究所

      日本各地の植生を研究、記録し、さまざまなプロダクトに昇華する会社を本業とは別で立ち上げているところです。(2021年6月ローンチ予定)


      本業では他社のブランディング、コンサルティングの仕事がメインになる為、兼業で自ら責任を持ってブランドを継続するということにも向き合い始めています。




      ■日本草木研究所


      一、日本各地に自生する多様な草木を蒐集する。

      二、それらの植生と歴史を紐解き記録する。

      三、蒐集と記録の結果としての副産物を発表...

      する。 土地が変われば、風土が変わる。根付く草木は物語る。 代々受け継がれる活用法を脈々と探り今の私たちの視点で咀嚼する。 蒐集、記録、発表。それらを繰り返し、新たな価値を見出す研究所。 INSTAGRAM(2021年6月スタート) https://www.instagram.com/nihonkusaki_lab/?hl=ja


    副業・兼業をもっと読む (2)

  • この職業について未経験の人に説明するとしたら、どんなキャッチコピーをつけますか?

    この職業を一言で表すと?をもっと読む (4)

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