マーケティングの力で世の中を豊かに幸せにして、笑顔を沢山生み出せる職業です。 ※この国は資本主義なので笑顔の数を多く生み出せたところに資本が集まる。
世の中にマーケティングのメソッドを提供する事
CMOとは、Chief Marketing Officerの略で、最高マーケティング責任者と呼ばれる。自社のマーケティング活動全般を統括し、市場調査から戦略策定、実行までを指揮する。デジタルマーケティングの普及により、データ分析など関連部署との連携も増えており、守備範囲はさらに広がっている。
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
自身の生み出したサービスや戦略が多くのユーザーの役になったと感じられる瞬間。そしてその戦略を産み出したプロセスが一過性のモノではなく、体系立てられており再現性のある「メソッド」として昇華されたと感じられた時です。
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
誰も答えを持っておらず、世の中にも前例が無い事を発案、また意思決定しなければならない事が多いため、自分自身でも完全な自信が無い(確実な自信などあるわけ無いのですが)状態でも何かを決断しなければならない時。
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
たくさんの流行りのマーケティングがあるが、まず古典的なフレームワークを知っていると、どの会社に行っても応用ができる。
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
●ジョンソンエンドジョンソンに入社したのではなく、外資系株式会社へ入社したものと思え。
●マーケティングは宗教の教祖と同じ
●セールス経験のあるマーケティングは珍しくない。
●あと2日しか無いと思わず、まだ48時間あると考えろ。
●やりたい仕事ではなく、上に評価させる仕事をしろ
この仕事を目指した理由や目的は何でしたか?
私は企業活動の中でHR、経営戦略、海外戦略、販売戦略、スポーツマーケティング、ベンチャー企業支援、アドバタイジング・エージェンシー/パートナー等幅広い経験から多く事を学びました。その現場での体験は市場、お客様、現場の課題、社会課題を解決するために”全ての垣根を超えて対処をする。”事を心がけてきました。又、既成概念に囚われず未来思考からVision Drivenで課題を解決する為の構造改革、商品開発、サービス開発を実践した結果、業界の深い...
構造を理解する経験に恵まれて、業界の構造を理解できた結果、業界の課題も浮き彫りになり、未来思考で構造を再構築する事が多くなりました。その結果マーケッターとしてのスタイルが構築されて今のCMOに繋がりました。ですので、今の環境を最大に活用して社会に少しでも多くの還元ができる仕事の積み上げが現在を構成しています。
この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?
今マーケットでは地殻変動が起こっています。モノからコトに変わるマーケットでは、常に深く思考してマーケット、消費者のインサイトを読み取ること、そこから左脳、右脳を駆使して世の中が驚く企画を考える為には、既成概念に囚われないメタ認知な発想とそのアイデアを実装できる胆力が求められます。そして人間理解がこれから最も重要になってくるのでやはり全てにおいて好奇心旺盛な方が良いですね。その逆で世の中の出来事に好奇心が薄い方は向いてないですね。
現在している副業・兼業の内容について、なるべく具体的に教えてください。
事業、スポーツマーケッティング、スポーツ団体、ベンチャー領域において支援、アドバイザー、顧問、CMOを拝命しております。全てに共通することは強い組織を構築し、Vision Drivenで未来思考から逆算して戦略〜戦術を策定し、組織〜制度〜文化を再設計する仕事が領域です。まず自分自身の価値観を深く深く内省化し自分にしか無い領域を発見し、私の仕事の定義を”社会に還元する事が仕事”にしています。何を社会に還元するのか?なぜ還元したいのか?を明...
確に使命を発見し、Visionに落とし込んでいます。それを仕事にさせて頂けているので、本当に幸せなのです。ですので副業ではなく私の存在価値そのものなので、社会課題の解決が私の仕事(使命)なんです。
この職業について未経験の人に説明するとしたら、どんなキャッチコピーをつけますか?
マーケティングの力で世の中を豊かに幸せにして、笑顔を沢山生み出せる職業です。 ※この国は資本主義なので笑顔の数を多く生み出せたところに資本が集まる。
マーケティング手法は年々進化しており、近年はデジタルマーケティングに関するノウハウも普及しています。このような基礎を学びながら、自社ならではのマーケティング戦略を考え、実行するのがCMOの役割です。
ただそれ以上に、CMOは「チームで成果を出す」「施策の再現性を追求する」ことが大切という経験談も多く見受けられます。マーケティング活動全体のリーダーである以上、チームメンバーの成長を促す機会をつくることも大切になります。
そのための「機会」をどれだけ生み出せるか。着実に結果を出していく施策以外に、新たなチャレンジができる仕事を自ら生み出していくことも、大切になるということでしょう。