コミュニティメンバーの熱量が伝播したと感じた時
NewsPicksのコメント欄でコメントをされた方が、
「私のコメントを読んで、頑張ろうと思えたとフィードバックをもらえたよ!」とエピソードをお知らせくださった時など、コミュニティ内のどなたかのアクションが他の誰かをエンパワーしているのを目の当たりにすると、喜びを感じます。このような小さな一歩一歩が大きなムーブメントに繋がると考えています。
共創を楽しむこと
一人ひとりが「個」として生きる社会を実現し、つながりから新しい価値を創造する仕事
人の関わり、成長に興味を持ってコミットできる人に向いている職業だと思います。
コミュニティマネージャーとは、顧客や見込み客、ファンたちとのコミュニティを組成して、新たな価値を生み出す仕事。近年生まれた職業で、業務内容の定義は曖昧だが、オンライン・オフラインの双方でコミュニティメンバーとのつながりを深め、事業成長に関するアイデアを発見したり、販売・利用促進の起点とする。
コミュニティマネージャー
コワーキングスペースの運営
社内起業家コミュニティの運営(コンテンツ企画、新規メンバー獲得、既存メンバーのエンゲージメント)
コミュニティ内限定コンテンツの制作(Podcast、連載投稿、イベントなど)
コミュニティマネージャーの経験談の中から、一部を抜粋して紹介しています。
仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?
NewsPicksのコメント欄でコメントをされた方が、
「私のコメントを読んで、頑張ろうと思えたとフィードバックをもらえたよ!」とエピソードをお知らせくださった時など、コミュニティ内のどなたかのアクションが他の誰かをエンパワーしているのを目の当たりにすると、喜びを感じます。このような小さな一歩一歩が大きなムーブメントに繋がると考えています。
この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?
「個」同士のつながり、企業などのつながりをつくってプロジェクトを進める際は当然、さまざまな価値観が交錯し、時にそれが衝突することもあります。それでも、コミュニティづくりにおいては、プロジェクトをどう形にするかを決め、それをかかわる人たちに説得していかなくてはいけません。
それぞれの価値観には敬意は評すものの、決断は、コミュニティや場に集まってくれる参加者の目線でなされる必要があります。かかわる企業や関係者の思惑はあれど、参加者のためでな...
い施策や、自分たちの持っている本来の目的(ビジョン)からずれた施策はやるべきではありません。 コミュニティの仕事は人間関係をベースとしているので、関係者を説得したり、間に入って調整したりすることはよくあります。そして、時に難しい決断を迫られることもあります。コミュニティの仕事においては正解はなく、自分自身で、まわりと話し合いながら、アクションを決めていく必要があります。とても苦しいこともありますが、それでも参加者の笑顔や「参加してよかった!」という声が、その苦労を打ち消してくれるのです。
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
コミュニティマネージャーというか、イベントの仕事をはじめたころの話です。東京カルチャーカルチャーというイベントハウス型飲食店に配属になり、未経験からイベントの仕事をやることになりました。企画書は見よう見まねで書けたものの、どういう風に構成して、場をつくっていったらいいのかわかりません。ヒントは、店長で、チーフプロデューサーの先輩・横山伸介さんの言葉に隠れていました。それが「立体的に考える」です。
いい場づくりには細部にわたって観察するこ...
とが要求されます。お客さんはどんな瞬間に喜びを感じ、どんな状況だとストレスを抱えるか。それを事前にシミュレーションしながら、お客さんの盛り上がりをつくるための種を、ひとつひとつ仕込んでいくのです。 場数をこなす毎に、シミュレーションの精度はどんどん上がっていき、場づくりにおいてそれなりの評価を受けるようになりました。その技術はファシリテーションやコミュニティづくりにも生かされ、どんどんやることの幅が増して今のキャリアを形成するに至っています。
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
元々新卒ではアパレル企業に勤めており、店舗の店長をしておりました。
その時に読んだ本でしたが、本質的な仕事としては店長とコミュニティマネージャは近いなと感じています。
この本は、四部に分かれており第一部「人を動かす三原則」第二部「人に好かれる三原則」
第三部「人を説得する十二原則」第四部「人を変える九原則」です。
コミュニティのあり方、を考える書籍もたくさんある中で、私自身は自分の行動の仕方、人との向き合い方を考えるにあたって、スタ...
ンスがすごく学べたなと思います。
この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?
コミュニティマネジャーの仕事は、成果を数値化しづらい分、いつの間にか片手間でしてしまいがち。
ただ個人的な経験としては、コミュニティは愛情を込めて磨けば磨くほどに、盛り上がりが増し人も集まってくるものになっていきます。
コミュニティに所属しているメンバーとの会話1つ取っても、信頼関係構築やインサイトを得るための重要な機会として向き合うか、なんとなく会話するだけか、ではメンバーとの関係性に大きく差が出ます。
コミュニティマネジャーは、イ...
ンパクトの大きい施策をバンバンまわすというよりかは 日々のコミュニケーションなどを中心に地味なことをコツコツ、でも手を抜かずに積み重ねる、というなかなか地道な職種だと思います。 目の前の、一見なんでもないように思えることに対しても、常にこだわりと愛情を持って向き合える方が向いている像なのかな、と思います。
現在している副業・兼業の内容について、なるべく具体的に教えてください。
BtoB, BtoC系サービスの中でコミュニティを立ち上げる際の基礎設計、オペレーション構築やコンテンツのコンサルティングをしています。
「コミュニティに価値を感じるから自社サービスにも取り入れたいけど、何から手をつければいいのか分からない」というご相談を多々いただきます。
そのサービスのユーザーに対してコミュニティを提供する場合、どんな形でどんなコンテンツを用意すれば良いのか、どんなアクションを投じていけばコミュニティが育つのか、な...
どをクライアントに提案しています。 “コミュニティマネジメント”をノウハウとして語れるほどの経験値を持っている人材はまだまだ世の中に少ないため、副業のご相談はよくいただきます。 一方で、コミュニティマネジャー専任を正社員で採用する潮流はまだ珍しいため、業務委託案件が多い側面もあると思います。