人気職種の先輩10人が明かす、「この仕事に向いてる人」の特徴

2022年12月7日(水)

1. Webマーケターに向いている人とは

Webマーケターとは、さまざまな認知・販促手法を通じて、ビジネスの効率化や成長を促す職業だ。常にPDCAを回して、変化から得た学びを活用していく姿勢が求められる。

法人営業や広報を経てマーケターになったGoto Aikoさんは、「試行錯誤を楽しめて、アイディアや創意工夫ができる人」がマーケターに向いていると話している。

発案・創意工夫と、挑戦の継続ができる人が向いているように感じます

試行錯誤を楽しめて、アイディアや創意工夫ができる人。 新しいアイディアに対して、仮説を立て、ある程度の勝算を見出し、挑戦していける人は強いと思います。 施策単位で失敗することや、うまく行かない過程があっても、課題は何かを見極め、対策をでき、次は何をしたら軌道修正できるか、失敗を糧にし続けることで、最終的な勝ちを取りに行けることが大事なのでは、と。 途中、頓挫しそうな状態だとしても、立居振る舞いや今後の勝機を提示することで継続し、失敗で終わらせないような処世術もあれば、長期施策でも勝てるんだろうな、と思います。 逆に、工程を変えたり変化にストレスを感じやすい場合はあまり向いていないように感じます。

日々のルーティンに安心するタイプの人は向いていないようだ。

またWebマーケターには、Googleなど検索エンジンへのリスティング広告やSNS広告、SNSの運用、データ分析のやり方まで、広いデジタル技術の知識や経験が必要とされている。

しかしそのITの知識や、それを活用したデジタル世界での勝利条件は日に日に変わっていく。

そのため「不確実性を楽しめる人」であるか否かが試されると、Nakamura Shunsukeさんは語っている。

向いているのは「不確実性を楽しめる人」

マーケティングの世界には、過去の偉人たちが残した様々な定説や法則が残

スピード感のある仕事についていくには、学び直すこと自体を楽しめる性格であることが必須だ。

2. 事業企画・事業開発に向いている人とは

社内で新規事業の企画や進行を担う事業企画。いくら失敗しないように対策を練ったり、前例に倣った事業だとしても、成功するかは神のみぞ知る。

そのため、「先の見えない状況を楽しみながら、先頭を走れる人」に向いていると、noteの高越温子さんは語っている。

先の見えない状況を楽しながら、先頭を走れる人

事業開発は、社内でまだ誰もやったことがないことや、答えがわからないことに対して向き合う場面が多くあります。 そんな状況でも、変化を楽しみながら前を見ることができるか、リーダーシップを発揮して周囲を巻き込みながら仕事を進めることができるかが、とても大切な資質だと思います。 反対に、業務内容や進む道筋がきちんと決まっていることを着実に進めることが得意なタイプの方にとっては、ストレスのある仕事かもしれません。

ラクスルの最年少マネージャーとしてJobPicksで過去に取材している楠 勇真さんは、「自分にしか見えない未来を描ける人・組織を動かせる人」という人物像を事業開発に向いている人として挙げている。

自分にしか見えない未来を描ける人・組織を動かせる人

【自分にしか見えない未来を描ける人】 事業開発は、今世の中にないサー

事業企画に必要なのは、オリジナリティーある企画ではない。顧客や業界の細かな希望に寄り添い、真の需要を把握することなのだ。

楠さんが新卒2年目でマネージャーに昇格した3つのヒントが気になる方は、以下の記事を読んでもらいたい。

ラクスル最年少マネージャーが見つけた、最速で結果を出す3つの視点

3. 法人営業に向いている人とは

法人営業とは、商談を通して顧客に製品やサービスを売り込み、受注し、顧客目線で課題を解決する仕事だ。

リクルートマーケティングパートナーズでブライダル企業向けのコンサルティング営業を努めていた高石大地さんは、「自ら思考することが出来る人」に営業は向いていると語る。

自ら思考することが出来る人

未経験な人に対しても成長機会を多く提供してくれる会社。 僕は大手会社のSEが一社目で、ほぼちゃんとやり遂げた実務経験がなかったため、ほぼビジネス経験は皆無。また、営業経験も全くないのに、この会社の営業職(ゼクシィ広告:ブライダル業界)へ転職しました。 そんな私でしたが、入社してすぐに実践の機会を頂けたんです。それは、僕個人として担当を持たせて頂き、かつクライアントへの対峙方法も細かくは縛られませんでした。もちろんアウトプット(GOAL設定)については目標予算もあるのですが、プロセスについてはそこまで管理されず、自身でいろいろなチャレンジを出来る環境でした。 具体的な話をすると、私は南大阪エリアのクライアント様を担当をしていたのですが、そのエリアがマーケットてきにも厳しいエリアだったため、どうしてもそのクライアントから広告で売上をもらうことが難しい状況でした。 会社から求められていることは担当するクライアント様の利益改善に努め、売上を獲得することです。ただ、実際わたしが取り掛かったのは、このマーケットが日に日に厳しかったため、南大阪活性化プロジェクトを立ち上げたんです。 そのプロジェクトでは、顧客ニーズを集めに現地をあちこち回り、車と住宅への関心が高いことを理由に、市役所とイベント、中古車とのコラボや住宅会社とのコラボなど、本来目的であるブライダル業界の広告営業の枠を超えた取り組みを行いました。もちろん最終はそこにつなげることが目的ですが、そこへの取り組みアプローチは本当に自由に任せて頂けました。 これらを踏まえて、自分自身で思考してチャレンジをする勇気と行動量がある方は、すごく機会(経験をするチャンス)が多いので、成長につながるすごくよい会社かなと思います。 また、社会的価値がない自分でもある程度の裁量を頂けるので、視座もどんどん上がっていけると思います。 一方で、指示に従って行動したり、なんでも教えてもらったりといった方ですと、思ったより放任ではありますので、苦労するかと思います。

明確な定石がない営業では、自分の頭で過程を描く力が求められる。

一方、国内外食チェーンへの食材商品の販売営業を経験していた水谷将志さんは、「攻め落とす・狩りをしに行くような人」に営業は向いていると話す。

攻め落とす・狩りをしに行くような人にはうってつけの職種

営業は狩人(かりうど)だと思ってます。 営業先にいって、売りたい商

法人営業ではサポート体質の人よりも、自らの力で打ち破る姿勢を持っている人のほうが活躍できるようだ。

4. 広報に向いている人とは

華やかなイメージが持たれている人気職種、広報。

近年ではSNSを運用して会社の顔となることや、オウンドメディアの編集、サービスのマーケティングノウハウなどマルチな活躍が期待されている。

しかし新卒でヤフーに入社し、現在ZOZOで広報を務めている松尾果歩さんは、「コミュニケーションに対するプロ意識と想像力がある人」であることが、広報では求められていると語る。

「コミュニケーションに対するプロ意識」と「想像力」は広報の重要スキル

広報の役割を果たすうえでは、自分の頭と心で考える力、具体的な言葉でいえば、「コミュニケーションに対するプロ意識」と「想像力」が求められると思っています。 多くの対外的な発信に関わる広報の仕事においては、自分が介在することで、その質を左右することが多くあると思っています。お問い合わせ対応、取材対応などさまざまな業務がありますが、会社をもっと好きになってもらえるチャンスをものにするためにも、コミュニケーションや表現にはとても気を使います。 自分を通して発信する以上、そこには責任が伴うため、プロ意識を持たなければいけません。社内でも、服装や表現面を含め、広報視点をもったコミュニケーションのプロとしてのアドバイスが求められます。 その役割を果たすうえで、「コミュニケーションに対するプロ意識」があれば、ときに多少言いづらいことであっても、理由と自信を持って提案することができます。 また、相手あってのコミュニケーションですから、「想像力」も重要です。 原稿確認の際の表現の確認においても、読み手が受ける印象を想像することで、わかりやすく、誤解のない表現を追求することができます。 さらに、広報の仕事は、アウトプットに至るまでの調整業務にも多くの時間を割くため、社内外含め多くの関係者をとりまとめる調整力も重要です。段取りをスムーズに進めるためにも、「想像力」を働かせることの重要性を感じています。

自分本意で動かず、まず相手はどう考えだろうと想像する姿勢が必要とされている。

過去、松尾さんに取材した記事では、広報の仕事内容が詳しくチェックできる。

広報とは「答えのない問いを探求する仕事」向いている人は?

また、自社サービスの認知率向上のために、PRやWebマーケティングを担当している小笠原 有希さんは「メッセージや商品・サービスへ共感がある人」が、広報に向いていると語る。

メッセージや商品・サービスへの共感があるか

■ 向いている人 「やりがい」の項目でも触れていますが、「商品・サー

手掛ける商品やサービスなどに心から共感できないと、広報として活躍することは難しいようだ。

5. ソフトウェアエンジニアに向いている人とは

ソフトウェアエンジニアとは、ソフトウェアを用いてシステムを作るさまざまな仕事を包括した職業名だ。担当領域によって名称は細かく分かれ、業務も大きく異なる。

その中で、ユーザー向け機能の開発を担うフロントエンドエンジニアの小林梨沙さんは、「まめで自分の思っていることを説明できる人」であることが、エンジニアには大事な姿勢だと語る。

まめで自分の思っていることを説明できる人

自分の考えや提案を人に説明できるというのが大事なので、 それが説明で

エンジニアはプロダクトを通じて、さまざまな役割の人たちとかかわることが必要不可欠。だからこそ、知識を共有していない人に対しても、分かりやすく状況を伝える力が求められている。

消防士として働きながら独学でプログラミングを身につけ、エンジニアに転身した川俣 涼さんは、「新しい技術を学ぶことを楽しめる人」にソフトウェアエンジニアは向いていると話している。

新しい技術を学ぶことを楽しめる人

「新しい技術を学ぶことを楽しめる人」が向いているかなと思います。 エンジニア業界では、新しい技術は雨後の筍のごとくすごい勢いで出てきます。 身につけた技術もどんどんアップデートしていく為、技術力を磨き続けていかなければなりません。そのことに怯えるのでなく「お、なんか新しい技術出てきた」と前向きに捉えて学ぶことを楽しめる人は向いていると思います。 僕が楽しいと思うのは、今まである機能を作るために何十時間とかかっていたのに、新しい技術を使ったら数時間でできるようになる時です。よくあることなんですが、省力化できるようになるのは嬉しいです。 逆に、エンジニアに向いていない人は、今持っている技術に固執してしまう人や変化に対してマイナスなイメージを持つ人かなと思います。そういった方だと、環境的に苦しくなってしまうかもしれません。

新しい情報を吸収する過程を楽しめるかどうかで、エンジニアとして踏ん張り続けられるかが決まるのだろう。

川俣さんが未経験でエンジニアに転身した際の3つのポイントを聞いた記事もぜひ一読してもらいたい。

消防士からエンジニアへ、究極の「未経験転職」3つのポイント

今回紹介した職種以外でも、「わたしの仕事に向いてる人」の特徴などがあればぜひコメント欄に書き残してほしい。

【就活対策】学生版NewsPicks使い方ガイド

文:藤原環生、編集・デザイン:伊藤健吾、バナーフォーマット作成:國弘朋佳、バナー画像:iStock / sesame