JobPicks Voice
JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿してくれた経験談を多数掲載。その投稿内容を参考に、仕事やキャリアの悩みを解消するヒントを探っていく。今回紹介するのは、市場からのニーズか高騰する「CxOキャリア」についてだ。
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JobPicksは、さまざまな職業のロールモデルが投稿してくれた経験談を多数掲載。その投稿内容を参考に、仕事やキャリアの悩みを解消するヒントを探っていく。今回紹介するのは、市場からのニーズか高騰する「CxOキャリア」についてだ。
今年6月、内閣府が発表した「経済財政運営と改革の基本方針2022」(骨太方針)において、「人への投資」「科学技術・イノベーション」「炭素・デジタル化」と並ぶ重点投資分野に「スタートアップ」が位置付けられた。
岸田文雄首相は、新設するスタートアップ担当相を山際大志郎経済財政・再生相が兼務する人事を発令。今後、スタートアップ企業を5年で10倍に増やす計画が、本格的に始動していくものと思われる。
こうした流れを受け、今後スタートアップへの転職事例が増えていくことが予測されるが、実は大企業からスタートアップへのキャリアチェンジがすでに増加し始めていることをご存じだろうか。
エン・ジャパンが運営する若年層向け転職サイト「AMBI(アンビ)」によると、21年4~9月に大企業からスタートアップに転職した件数が、18年4~9月比で7.1倍に増えているそうだ。
かつてスタートアップへの転職は、大きなリスクを伴うものという見方がされることもあった。しかし現在は、調達環境の改善などから、必要な人材を好待遇で採用する向きが見られるようになってきている。
ベンチャー企業のCxO(執行責任役職の総称)の平均年収は800万円前後とも言われており、高給で知られる投資銀行やコンサルティングファームと比較すると、おそらくダウンしてしまうだろう。
とはいえ、ある程度高い年収を確保しながら、ストックオプションによるアップサイドと稀有度の高い経験を得られることを考慮すれば、今日におけるスタートアップへの転職は「キャリアビルド」としての側面が強いといえるだろう。
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