【奥村美里】企業分析でフォロワー5万人「箔より自信」のキャリア術

【奥村美里】企業分析でフォロワー5万人「箔より自信」のキャリア術

    自分が一番輝ける場所はどこか、本当に向いている仕事は何か——。


    働く場所や時間の選択肢は年々増え、「自分らしいキャリア」をつかむチャンスも増えているはずなのに、モヤモヤを抱えながら働いている人が少なくない。


    特にキャリア観が育つまでの間は、どうしても隣の芝生が青く見え、目の前に広がる景色は色褪せて魅力に乏しく見えるものだ。


    一方、スキマ時間バイトのマッチングサービス「Timee」で働く奥村美里(おくむら みさと)さんはどうだろう。


    奥村さんは、インターンからそのまま入社したタイミーでPMM(プロダクト・マーケティング・マネージャー)を務めながら、Twitterで5万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーとしての顔も持っている。


    本業で活躍するだけでなく、独自に学んだ「企業分析」のスキルを発揮して、オリジナリティのあるキャリアを体現中だ。


    しかし、話を聞いてみると、学生時代は「周囲に付いていけず、焦燥感を抱えながら毎日を過ごしていた」そうだ。


    “普通の大学生”だった奥村さんは、どのようにして、自分らしい働き方を手に入れたのか。


    「本業だけがキャリアじゃない時代」のキャリア形成術を探るべく、その最前線で活躍する奥村さんのキャリアをひも解いた。

    奥村美里さん経歴

    目次

    • 何者でもない私を変えるには?
    • 上司の視座でアルバイト気分脱却
    • 経験不足を補う発信という武器
    • 成長痛なき成長なし

    何者でもない私を変えるには?


    —— 企業分析ツイートが人気を集め、5万人のフォロワーを抱える奥村さんが、企業分析を始めたきっかけについて教えてください。


    一言でいうならば、危機感です。


    就活を目前にしてHR系ベンチャーでの長期インターンに参加していた頃、同期との能力差に圧倒されたのがきっかけで、企業分析に取り組むようになりました。


    当時の自分は、あまり「仕事ができるタイプ」ではなくて……。

    (写真:iStock / Alisa Rodnova)
    (写真:iStock / Alisa Rodnova)

    同期と同じような仕事をしていても、いつの間にか進捗に後れを取り、マネージャーとのミーティングも、自分だけ何倍もの時間がかかっていたんです。


    目の前の業務に必死に取り組んだところで、優秀な同期たちとの間にある差を埋められる状況ではありませんでした。


    そこで、何か行動を起こさなければと、わらにもすがる思いで企業分析に取り組むようになったんです。


    —— 同期との差を埋める手段として、企業分析を選んだのはなぜですか?


    たまたま見つけた企業分析の無料講座に参加したところ、「経営視点での洞察」の片鱗を知ることができたからです。


    企業分析は、「企業活動と企業価値の関係性をひも解くアクション」です。講座を通じて、売り上げをつくる施策や資本コストを下げる活動など、それぞれが独立して見える活動の積み重ねが企業価値だということを知りました。


    つまり、企業分析を極めるということは、「企業価値向上のためには、どのピースをアレンジすればいいのかが分かる」のではないか、という仮説を持ったのです。


    これを続ければ、経営視点を身に付けることができ、同期たちとの差を埋められるという希望を抱いた私は、本格的に企業分析の勉強をスタートしました。


    —— 勉強するだけで終わらず、同時に発信もしたのはどうしてですか?


    最初のモチベーションは、「逃げ出さない環境をつくる」、ただそれだけでした。


    1人で勉強するだけなら、いつでもすぐにやめることができてしまいます。また、勉強した気になって、ふたを開ければ、何も身に付いていないということが起こるかもしれない。


    そんな焦りから、毎日アウトプットする、つまり自分の言葉で語れるくらいの理解を追い求めました。

    奥村美里さんツイート

    結果的に、独学で勉強するだけでなく、発信も行った選択は間違っていなかったと思います。


    というのも、Twitterのフォロワーが500人を超えたあたりから、「フォロワーさんのために」という新たな動機が芽生え、企業分析を楽しく感じるようになったからです。


    私のために時間を費やして「面白いね」「ためになる」などの言葉をかけてくださる方々がいると実感できた頃から、頑張る理由が1つ増えました。


    発信を始めるのは勇気も労力もいる「挑戦」でしたが、得たものは大きいと感じています。

    上司の視座でアルバイト気分脱却

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