【自己分析】就活で適職見つける「リフレクション」3ステップ

【自己分析】就活で適職見つける「リフレクション」3ステップ

    「しゅんダイアリー」コラボ:就活これが知りたい


    就活系YouTuber「しゅんダイアリー」とJobPicksがコラボし、人気職種の仕事内容や就活のナゼに迫る企画。学生目線でその道のプロに取材し、会社説明会やOB・OG訪問では覗けない就職〜働き方のリアルを動画で紹介する。


    就活を始める前に、誰もが一度は経験するであろう自己分析。


    しかし、「自己理解が深まらないどころか、余計に自分のことが分からなくなってしまった」という人も多いのではないだろうか。かくいう学生インターンの筆者も、自己分析で迷走しまくった人間の1人だ。


    そんな就活生は、自分探しのメソッド「リフレクション」を学べば一気に視界が開けるかもしれない。


    リフレクションの第一人者である熊平美香さんは次のように話す。


    「リフレクションで過去の経験をひも解いていくと、自分が本当は大切にしたい隠れた価値観、こだわりが浮き彫りになります。就活における意思決定もしやすくなるはずです」


    そこで今回は、筆者としゅんダイアリーのメンバーが、熊平さんを相手にリフレクションを実践。そのプロセスを公開しつつ、実際に使ったツール群を紹介していく。


    〈リフレクションの「進め方」は、しゅんダイアリーの動画でCheck!〉

    記事の後半では、友人同士でリフレクションを行う際の注意ポイントも紹介するので、自己分析の参考にしてみてほしい。

    熊平美香さん経歴

    目次

    STEP1:リフレクションの基本を学ぶ


    そもそもリフレクションをご存じでないという方は多いのではないでしょうか。


    リフレクションとは、自分の内面を客観的かつ批判的に振り返る行為です。日本語で言う「内省」や「反省」にイメージが近いかもしれません。


    当然ながら、過去を反省することはネガティブなことではなく、前に進むための行為です。同じく、経験から学びを得て、未来へ生かすことがリフレクションの目的です。


    過去の経験を客観視することで得られた学びを、未来の意思決定や行動に生かしていくことが大切で、だからこそ就活の前に行う意味があると思っています。


    経験の振り返りは、必ず自分自身の認知に基づいて行われます。「どの経験を振り返るか」「経験にどのような意味づけを行うか」といった部分から、私たちの認知が大きくかかわっています。


    そのため、まずは人の認知の枠=メカニズムを知っておかなければなりません


    下図の中心にある「意見」が、周囲にある「経験」「感情」「価値観」とどのようにつながっていくのか、具体例とともに見ていきましょう。

    自分を客観視できるフレームワーク

    例えば「犬は危険である」という意見の人がいたとしましょう。犬に関する経験がなければ、犬を危険だと思い込むことは普通ありません。大抵、何かしらの経験が背景にあります。


    今回は「小さい頃、犬に噛まれた」という経験をしたとしましょう。

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    Photo:iStock / rraya

    経験には感情が紐づいているものです。「犬に噛まれた」という経験は大抵の場合、恐怖などのネガティブな感情を呼び起こします。そして、犬は怖いものだという価値観がそこから生まれます。


    以上の経過を踏まえ、「犬は危険である」という意見を抱くようになります。


    このように、4つの要素を切り分けて考えることで、客観的にリフレクションを行うことができるようになります。


    STEP2:専用の「シート」に書き込む

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