「自分らしい」キャリアを築きたいけれど、具体的に、何をどう考えればいいのかわからない――。
そんな就活生や若手ビジネスパーソンの悩みに答えるべく、自分らしいキャリア形成を応援するメディア「みんなでつくる仕事図鑑」JobPicksは、7月28日にオンラインイベント「いま、適職に出会おう」を開催。
本記事では、イベントのSession-2として行った「『入社3〜5年目のリアル』本音で話します」のダイジェストをお届けする。
事業開発、UIデザイナー、データサイエンティストの人気職種で活躍する3名が、現在の仕事のやりがいや、入社後にぶつかった「壁」、今後のキャリアプランなどを「本音」で語った。
—— 本セッションでは、入社3~5年目の社員として活躍するお三方に、仕事の「リアル」について聞いていきます。まずは、現在の仕事内容について教えてください。
楠 ラクスルは「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、伝統的な産業にテクノロジーを持ち込み、産業構造を変え、世の中に大きなインパクトを与えたいと考えているベンチャー企業です。
僕は、広告領域事業の「ノバセル」というグループ会社で事業開発を担当しています。
「事業開発とは何か」を端的に説明するのは難しいですが、僕は「事業の成長ドライバーを見つけ、それを伸ばすためにリソースの配分を考えたり、仕組みを作ったりする仕事」だと捉えています。
プロダクトマネージャーやセールス、マーケターなど、さまざまな職種の人とコミュニケーションを取りながら、事業戦略について考えていることが多いですね。
石黒 グッドパッチでUIデザイナーをしています、石黒です。
UIとは「ユーザー・インターフェース」の略で、直訳すると「顧客接点」。
皆さんが日々触れているスマートフォンのアプリやWebページ、ポスターといった「接点」を最適なかたちにデザインし、ユーザーにとって心地よい体験につなげていくのが、私たちUIデザイナーの仕事です。
直近では、サントリー食品インターナショナルさんが提供する企業の「健康経営」を支援するサービス「SUNTORY+」の立ち上げに、UIデザイナーとしてゼロから携わらせていただきました。
アプリ内のデザインはもちろん、「『SUNTORY+』らしさ」の言語化から、実際のユーザー体験の設計まで。「どうすればユーザーがこのサービスを使い続けたくなるか」を念頭に、ご提案をさせていただきました。
横山 ボストン コンサルティング グループ(BCG)でデータサイエンティストとして働いています、横山です。
2018年に入社し、1年間戦略コンサルタントとして働いたのち、デジタル領域を担う専門組織DigitalBCG Japanに異動し、今に至ります。
私の仕事は、戦略コンサルタントのチームと協力しながら、クライアント企業の課題に対して、データアナリティクスを活用した戦略を考え、提案・分析していくことです。
内容は、ビジネス的な分析から技術寄りのプロジェクトまでさまざま。
具体的な業務は、データの分析からダッシュボード化、数理最適化・機械学習・自然言語処理などのモデル構築から分析の示唆を出すプロジェクトなど、多岐にわたります。