【安田雅彦】ニュースで先読む人事の未来:ジョブ型組織を考える6記事

【安田雅彦】ニュースで先読む人事の未来:ジョブ型組織を考える6記事


この記事に登場するロールモデル

ニュースで読み解く職種の未来

さまざまな職種のプロが、今、注目している話題を紹介しながら、同業の人たちが遭遇するかもしれない「少し先の未来」を考える連載企画。今回は、人事編としてWe Are The People代表・安田雅彦さんが注目した記事を紹介しよう。


今回登場する安田さんは、国内大手から外資系まで複数社の人事責任者を務めてきた人物で、NewsPicksのプロピッカーとしても知られている。


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安田さんがピックアップした記事群を通じて、人事・採用担当者のキャリア形成にかかわる重要トピックスを見ていこう。

安田雅彦さん  We Are The People代表 経歴

目次

人事界隈で話題になった「トレンドが分かる」記事


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Photo:EPA=時事

1. 電機大手、「ジョブ型」加速 一般社員に拡大、人材獲得激化(時事通信社:2022年2月17日)


2. 日立製作所、全社員ジョブ型に 社外にも必要スキル公表(日本経済新聞:2022年1月10日)


〈注目した理由〉


ジョブ型ブームが到来し、社会が一斉に「組織のOS」を変えようとしています。


しかし、NewsPicksで【1】の記事のPickコメントにも書きましたが(詳細)、ジョブ型の理解が「部分的」であるため、


「ジョブ型で専門性を高めると言っているのに、定期人事異動は残す」


「ジョブ型の給与制度にするはずなのに、学術的専門性や配属にかかわらず新卒採用社の年収は一律」


などと、チグハグな制度設計をしようとしている企業も見受けられます。


本来、人事制度は自社の歴史や社風、産業特性、掲げるパーパスに沿って考える必要があります。ジョブ型の人事制度を導入する際も唯一解があるわけではなく、自社組織の根本的な課題は何か?から考えるのが大切です。


人事担当者がこの議論を怠ると、メンバーシップ型の人事制度(一律昇給・定年退職など)のまま、いびつな「ジャパニーズ・ジョブ型」が広まってしまう懸念もあると感じています。


安田さんが「人事の未来」を考えさせられた記事

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