【新連載】「成長」を実感できない20代が、今すぐできる3つのこと

【新連載】「成長」を実感できない20代が、今すぐできる3つのこと

    適職を探すには自己分析も重要だが、求人状況はどうなっているかなど、雇用市場の現状を知っておくことも欠かせない。

    そこで今週から、ジョブマーケットの「今」を切り取る統計データを紹介しながら、そこから得られる気付きや学びを探る連載をスタートする(第1回目)。

    目次

    成長したいのに成長できない


    会社は自分が成長できるかどうかで選ぶ──。


    リクルート就職みらい研究所が発表した「就職プロセス調査」(2022年卒)によると、就活生が就職先を確定させる上で最も決め手となった項目は「自らの成長が期待できる」(20.5%)となった。

    「成長」を実感できない20代が、今すぐできる3つのこと-1

    一方、会社や業界の安定性を重視する割合は10.2%にとどまり、自己成長より「寄らば大樹の陰」的な志向の学生は減少傾向にあるようだ。


    では、学生は就職後、自分は成長しているという実感を得ているのだろうか?


    全国就業パネル調査(2020年)によると、「昨年1年間、あなたの担当している仕事は前年と比べてレベルアップしましたか」という問いに対し、レベルアップしたと回答した20〜29歳(「大幅にレベルアップした」と「少しレベルアップした」と答えた人の合算)は、男性が30.4%、女性が27.5%にとどまった。


    一方、「同じくらいのレベルだった」と回答した20〜29歳は男性が51.3%、女性が51.2%を占める。


    また、昨年1年間の「仕事を通じて、成長しているという実感を持っていた」と答えた20〜29歳は、男性が37.7%、女性が39.2%(双方ともに「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」と回答した人の合算)となった。


    つまり、過半数の若者が、就職後、成長を実感できていないといえる。


    能力が上がる環境を求めて会社を選んだのに、成長した感覚が持てない──。なぜ、そんな残念な状況が生まれているのか?


    経験を学びにする4ステップ

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