「スライド作成」は、ビジネスパーソンの必須スキルだ。提案書や社内プレゼン、引き継ぎ資料など、スライドを作らなくてはならない場面は数多く存在する。
だが、「とにかく時間がかかる」「作ったはいいが、どうも分かりづらい」と苦手意識を持つ人も少なくない。一体、どうすれば「簡単に」そして「伝わる」スライドを作れるのか。
そこで今回は、昨年9月に『秒で伝わるパワポ術 仕事でもSNSでも〈いいね〉がもらえるスライド作成のコツ(Amazonリンク)』を上梓した豊間根青地(とよまね せいち)さんが、実践形式でスライド作りの極意をレクチャー。
大手企業に勤める傍ら、スライド作成に役立つノウハウなどを「トヨマネ」という名前のTwitterなどで発信し、フォロワー7万を擁するパワポ芸人として話題に。ビジネスパーソン向けのセミナーや企業講演などでも引っ張りだこの人物だ。
豊間根さんが明かす「スライド作成の8原則」とともに、資料作りのコツを学んでいこう。
※この記事は、NewsPicksに掲載した動画の無料ダイジェスト版になります。本編は末尾にあるリンクをご覧ください。
スライド作りは、手を動かさないと始まらない。
今回は、JobPicksの佐藤留美編集長が社内メンバー向けに作った「JobPicksの編集方針」のスライドを添削してもらう形で、スライド作成術をレクチャーしてもらった。
佐藤:実は私、スライド作成にすごくコンプレックスを持っていまして……。
ただ、若い記者や新しく入ったメンバーに、JobPicksの方針や目標をちゃんと伝えたくて、このスライドを作ってみました。ちょっと見てもらえますか?
豊間根:佐藤さんの思いが伝わる素敵なスライドです。
あっ、でもこのページはなかなかですね。要素が、かなり自由奔放に散らばってしまっています(笑)。
佐藤:お恥ずかしい。考えながら作ったから、ライブ感が出ちゃいましたね(笑)。
豊間根さん的に、このスライドはぶっちゃけ何点ですか?
豊間根:「誰に、何を伝えたいか」が明確なので、中身は100点満点だと思います。
ビジュアルはそうですね、30点ぐらい……かもしれません。ごめんなさい!ですが、見た目を整えばもっともっと素敵なスライドになると思います。
今日は、8つのポイントとともに、スライド作成のコツを伝えていきますね。