社会人として働く“等身大のロールモデル”たちが、社会人としての飾らない本音を、ありのままの形で届ける連載「#就活生のあなたへ」。
ソニー株式会社で働く水町夏子さんは、経営層に代わり、投資家の方たちへメッセージを発信するIR(インベスター・リレーションズ)オフィサーを任されている。
就職活動を開始するまで「IRという職種を知らなかった」という彼女は、いかにして現在のキャリアをつくってきたのか——。社会人としての飾らない本音を、ありのままの形で届ける。
社会人として働く“等身大のロールモデル”たちが、社会人としての飾らない本音を、ありのままの形で届ける連載「#就活生のあなたへ」。
ソニー株式会社で働く水町夏子さんは、経営層に代わり、投資家の方たちへメッセージを発信するIR(インベスター・リレーションズ)オフィサーを任されている。
就職活動を開始するまで「IRという職種を知らなかった」という彼女は、いかにして現在のキャリアをつくってきたのか——。社会人としての飾らない本音を、ありのままの形で届ける。
水町:興味と経験の重なるポイントがIRという仕事であり、そしてソニーでなら、自分らしいキャリアを歩めると感じたことが、入社を決めたきっかけです。
IRという職種があることを知ったのは、就職活動の一環として参加した、ソニーが開催するインターンシップです。ソニーは職種別採用での新卒採用を実施しており、このインターンシップもその採用の枠組みを意識して開催されているものです。
そのため、参加するにあたり、まずは興味のある職種を決めておく必要があります。私が選択していたのは、当時設置されていた、広報と渉外、そしてIRの3つから職種を選ぶ「リレーションズコース」です。そこではじめて「IRという職業があるのか!」と知りました。
水町:学生時代に、ラジオ局の裏方で学生スタッフとして活動していたことが関係しています。もともと人と話すことが好きでしたし、この活動を通じて、「自分から情報発信をする楽しさ」を知っていたので、なんとなく「社外とのコミュニケーションを担う職種」に興味があったのです。
その中でIRを選んだ理由は、学生時代に経済学部に所属していて、マクロ経済学を専攻していたからです。金融市場について学んでいたこともあり、「専攻する金融と、関心あるリレーションを掛け合わせたIRなら、自分にも伸び代があるかもしれない」と直感しました。
水町:もちろんソニー以外の選択肢もありました。その実、業界は特に絞らず、各業界で魅力的に思えた企業を1社ずつ受けていました。
自分にとって「魅力的か」の判断基準は、「生活の利便性向上や社会改善のみならず、人の感性に訴えることや、心を豊かにすることを大切にしているか」でした。学生時代に美術系のサークルに入っていたこともあり、そうした興味が少なからずあったのです。
また、情報発信に関心があったにもかかわらず、メディアではなく事業会社を中心に見ていたのは、「事業づくりに携わる人たちを側でサポートするような働き方をしたい」という思いがあったからです。
それぞれの軸に鑑みて、総合的に判断した結果、自分に最もしっくりくる環境がソニーでした。もちろん、IR職として入社できることも、少なからず内定承諾の後押しになっています。
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