【変幻自在】28歳で6職種を経験、note事業開発が見つけた専門性の増やし方

【変幻自在】28歳で6職種を経験、note事業開発が見つけた専門性の増やし方


この記事に登場するロールモデル

いつも通りに仕事をしている最中に、全く別の職業に就く自分の姿を空想したことはないだろうか?

「やったことがないから」「うまくいかなそうだから」という理由で諦めるのは簡単だが、果たして本当に実現不可能な選択なのだろうか?


法人向けサービス「note pro」のマーケターとして活躍する高越温子(たかこし あつこ)さんは、法人営業としてキャリアをスタートした後、フリーランスとして独立し、未経験だった「事業開発」として入社した。

4月は、新しい仕事にチャレンジする人も多い時期。手持ちのスキルでは補えない仕事に、どう立ち向かっていくのか。高越さんのキャリアから、未経験の異動・転職に必要なスタンスを考えた。

【変幻自在】28歳で6職種を経験、note事業開発が見つけた専門性の増やし方_高越温子_02

目次

介在価値が、仕事のやりがい



—— まずは、高越さんのお仕事について教えてください。


法人向けサービス「note pro」の、マーケティングを担当しています。


広告配信やイベントの開催を通じてリード(note proに興味のある方の問い合わせ)を獲得し、受注を担当するセールスチームにバトンを渡すのが仕事です。


「どれくらいの予算で」「どれくらいのリードを獲得し」「そのうち何パーセントをセールスチームにつなぐか」を計画し、業務を進めていきます。


—— ファーストキャリアから、マーケティングを担当していたのですか?


いえ、ファーストキャリアはリクルートキャリア(現・リクルート)の法人営業です。


学生時代にブライダル関係のアルバイトをしていたのですが、そこで経験した後輩の育成や人材配置にやりがいを感じており、「もっと組織のことを深く知りたい」と、第一志望で入社しました。


—— リクルートでは、どのような業務を担当していたのですか?


最初は人材紹介の営業職として、転職希望者の紹介をしていました。


塾やデパートなど、よくお客様の現場に足を運んでサービスを観察し、「どんな人を採用するといいのか」を想像していました。


「いろんな企業や組織を学びたい」という入社動機がかなえられる仕事でしたし、やりがいもありました。


特に印象に残っているのが、自分の提案で役に立てた経験です。


「100人面接して、1人採用できるかどうか」という、営業職の採用に苦戦しているお客様を引き継いだときのこと。


過去の資料やデータを全部見直し、入社後に活躍している方の共通点を探すと、「営業経験は重要ではない」ということに気がつきました。


そこで、「学生時代の部活動など、何かをやり遂げた経験に着目し、ポテンシャルを重視して面接するのはどうか?」と提案します。


最初は受け入れてもらえませんでしたが、エビデンスを頼りに何度も提案をしたところ、最終的には「10人面接して、1人採用できる」状態になり、採用率は10倍になりました。


お客様には「高越さんに担当してもらえてよかった」と言っていただくことができ、介在価値を感じられて本当にうれしかったです。


それ以来、「事実を根拠に課題を解決する仕事」に強い興味を持ち、営業企画職にジョブチェンジ。


リクルートでは、法人営業、営業企画、サービス企画と、3つの職業を経験しました。



「家族との時間」を求めて独立

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