「就職人気企業ランキング」の男女別と文理別がそれぞれ発表されました。
男子学生に人気なのは総合商社で、トップ50社にはゲーム業界やIT・インターネット業界が並びました。一方、女子学生にはマスコミ業界が人気で、トップ50社には10社がランクインしました。
文理系別に見ると、文系では8社が「マスコミ」、理系では11社が「食品」を占める結果となりました。
「就職人気企業ランキング」の男女別と文理別がそれぞれ発表されました。
男子学生に人気なのは総合商社で、トップ50社にはゲーム業界やIT・インターネット業界が並びました。一方、女子学生にはマスコミ業界が人気で、トップ50社には10社がランクインしました。
文理系別に見ると、文系では8社が「マスコミ」、理系では11社が「食品」を占める結果となりました。
調査は就活情報サイトなどを提供する学情が今年4月から10月末まで実施し、12月8日までに発表しました。
男子学生に人気トップは商社の「伊藤忠商事」。総合ランキングでも1位を獲得しており、2022年度決算では、エネルギー・化学品、食料、住生活、金属など多分野で大きく収益を伸ばしています。
2位の任天堂を筆頭に、12位バンダイ、16位コナミグループ、27位バンダイナムコエンターテインメント、30位セガと、「ゲーム業界」が30位以内に5社入りました。
このほか8位Sky、19位グーグル、22位サイバーエージェント、24位アマゾンジャパン、28位NTTデータと、「IT・インターネット」「情報・調査・コンサルティング」が支持を集めている点は女子学生の人気とは傾向が異なります。
一方、女子学生に人気の会社のトップは出版社の講談社。2位に集英社、5位KADOKAWAと出版社が人気です。
この他にも9位に博報堂、23位にホリプロといった、WEBコンテンツを取り扱う「マスコミ業界」が多くランクイン。
また、男子学生の人気ランキングのトップ30に食品業界は2社だけだったのに対して、女子学生の人気ランキングには9社が入りました。8位に味の素、11位に森永製菓、14位にキッコーマンと続きました。
アフターコロナで、観光や旅行需要が回復していることもあり、6位にオリエンタルランド、12位にANA、18位に星野リゾート・マネジメントなど、レジャーや航空会社、旅行、ホテル業界が女子学生に人気を集めています。
学情は文理別でのランキングも公表。文系部門のトップ30には「マスコミ」が8社、理系部門には「食品」が11社を占めました。
文系部門の上位は、トップは伊藤忠商事、2位に講談社、3位に集英社。理系部門では、前年度も1位を獲得した味の素が今年もトップでした。
そして、3位にSky、4位にアウトソーシングテクノロジーが入り、トップ30社のうち6社がIT・ソフトウェア業界でした。
(文:中井舞乃、編集:比嘉太一、バナーイメージ:Kawisara Kaewprasert / GettyImages
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